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米国では人体に悪影響との調査結果が…「5G」は安全なのか?ライフ・マネー 2019.06.03

 

 次世代通信技術として世界の注目を集める5Gだが、その基地局や通信衛星から放出される電磁波の健康への懸念は払拭されないままだ。日本では総務省が普及を後押ししているが、世界的には賛否両論がかまびすしい。

 

 アメリカではブルメンソール上院議員の問題提起もあり、5Gの安全性をきちんと検証すべきだとの声が日増しに大きくなっている。

 

 

 アメリカの基地局は、シカゴからミネアポリスへと広がり、本年中には主要都市での設置が完了する。と同時に、アメリカの通信企業による海外展開も急ピッチで加速中だ。VRで臨場感あふれるゲームはもちろん、無人走行車やロボット医師による遠隔手術にも役立つとの触れ込みである。

 

 しかし、リスクの指摘も出てきた。ワシントンにある国立衛生研究所(NIH)が10年の時間と3億ドルの費用を投入して実験を重ねた結果、5Gの普及に欠かせない電磁波が人体に悪影響をもたらすことが明らかになったからだ。

 

 具体的には、「ガンの誘発や心臓、脳、副腎への悪性効果が検証された」という。

 

 アメリカ政府が資金提供し、イタリアのラマジーニ研究所が2018年に行ったマウスを使った大規模な実験でも、「遠方からの電磁波であってもガンを発症させる危険性が高い」と判明した。

 

 実は、1960年代のいわゆる「米ソ冷戦時代」において、アメリカもソ連も電磁波や放射線照射を使った軍事兵器の研究を繰り返した歴史がある。

 

 そうしたリスクを予防する対策が講じられないまま、5Gの普及が米中を中心に急拡大している。両国とも「5Gこそが未来のビジネスや戦争を左右する」との認識から、その研究と普及に向け、国家をあげて傾注しているのだ。

 

 日本も開発レースに加わっている。孫正義氏の率いるソフトバンクなどは米中の先進技術を活かしながら、国内での基地局の設置に邁進中だ。

 

 問題は200メートルおきに設置される基地局から放出される電磁波である。1日24時間、365日、とめどなく流される電磁波は、人体への悪影響が計り知れない。

 

 さまざまな研究機関がその危険性に警鐘を鳴らしているにもかかわらず、各国政府の被害対策の動きは鈍い。

 

 技術開発の最先端を走る華為(ファーウェイ)本社のある深圳の市内だけで、既に7000カ所の5G用の基地局が設置されている。アメリカ本土では100万カ所を超える基地局の設置が進行中だ。

 

 よく見ると、信号機や電信柱、そしてビルの屋上に小型の受信・発信装置が取り付けられているのが確認できる。2万機を超える通信衛星が打ち上げられているが、今後はさらに増えることが確実視される。空から降り注ぐ膨大な電波がどのような健康被害をもたらすのか、検証作業はされていない。

 

 こうした事態に危機感を募らせた民間団体「5Gクライシス」の呼びかけで、この5月15日、アメリカの36都市を皮切りに世界各地で「5Gの危険性を喚起する集会」が実施された。

 

 5Gは、通信速度が現行の4Gの100倍以上とされ、便利になるのは間違いないが、そこに健康被害のリスクが隠されているのであれば、黙っているわけにはいかない。便利さと健康のどちらを選択すべきか、答えは明らかのはずだ。(国際政治経済学者 浜田和幸)

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