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【食堂のおばちゃんの人生相談】50歳・会社員のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.19 11:00 最終更新日:2019.07.19 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/モルさん(50歳)会社員】

 隣のコンビニの店先に、いつも数人がたむろして、夜中まで酒を飲んで騒いでいます。集まるグループは日によって違います。警察に通報しても、そのときだけで効果がありません。クレームを言って店との関係を悪化させたくないし、何かいい解決策はないでしょうか。

 


【山口先生のお答え】

 

 それはお困りですね。多分、コンビニ前の騒ぎに迷惑しているのは、お宅だけではないと思います。公害問題で一番多いのは騒音だそうですから、ご近所はみんな困っているはずです。

 

 そんなわけで、ご近所、出来れば町会で話し合って、住民の総意としてコンビニに申し入れたらどうでしょう? あるいは、その店舗ではなく、本部に直接抗議した方が良いかも知れません。

 

 店の前の腰掛けやすい縁石を撤去するとか、店内にイートインコーナーを設置するとか、一店舗では無理でも、本部が乗り出せば改修工事が可能です。

 

 黒人の差別で批判されたスターバックスは、全米の8000店舗を休業して、イメージ回復のために人種差別撤廃の講習を行いました。コンビニの本部も、近隣住民を敵に回すのは損なので、対策に乗り出すかも知れません。

 

 あと、ご近所で協力して、コンビニの前に植木鉢をびっしり並べては如何でしょう。座るスペースがなくなれば、人だかりは解散します。


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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