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猛暑対策は万全「熱中症撃退アイテム」で身も心も涼し~!

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.28 16:00 最終更新日:2019.07.28 16:00

猛暑対策は万全「熱中症撃退アイテム」で身も心も涼し~!

 

 7月26日、東京ビッグサイトで開催されていた「猛暑対策展」が最終日を迎えた。ピーク時には30度を超える暑さの中、会場はさすがの涼しさ。1年後の東京五輪を控え、会場には熱中症対策に使えそうなアイテムたちがずらりと並んでいた。

 

 アイトスが販売する「アイスベスト」(9500円)は、黒いメッシュ地のベストに、アイスパックが4つ取り付けられている。背中だけでなく、リンパや血管が集まるわきの下にもアイスパックが付いているのがポイントだという。手に持つとずしっと重みを感じたが、実際に着てみると、意外と軽い。製品を利用しているのは、どんな層なのか、担当者に聞いてみた。

 

 

「うちは、もともと工場向けの制服をつくるメーカーなので、主に工場で作業する方々にご利用いただいています。炎天下での屋外作業や、どうしても空調を入れることができない倉庫での作業にも。あと、オリンピックで一般のお客様に使われることもにらんで、最近はホームセンターにも製品を置き始めています」

 

 ひときわブースの前が盛り上がっていたのが、サンコーが販売する「ネッククーラーmini」(7980円)。内側のアルミプレートが首の血管を冷やし、体感温度を約10度以上下げるという。手に持ってみると非常に軽く、首に装着すると、一瞬首をすくめるほどの冷たさを感じた。

 

 担当者によると、この製品は特に用途は決めておらず、幅広い客層に使ってもらいたいと考えているという。

 

「かなりコンパクトなので、持ち運びも簡単です。作業現場で使うもよし、ちょっとした外出時で使うもよし。オリンピックのタイミングでは、バカ売れするんじゃないかと思っています。実際、今の時点でも売れ行きが絶好調で、品薄状態なんです」

 

 

 ソニーのブースには、「REON POCKET」(1万6060円)という商品が展示されていた。専用インナーの首もとにあるポケットに手のひらサイズのデバイスを入れ、携帯アプリで温度を設定。ブルートゥースでスマホとデバイスを接続し、温度を調節する。担当者によれば、「今は、ニーズが高い男性のビジネス向けに製品化を進めています。温度調節は冷たくも暖かくもできるので、夏冬両方の季節で利用できます。クラウドファンディングによる製品化を目指しています」とのこと。

 

 

「空調服」という会社が出品していた同名の製品(2万6250円)は、一見するとただの作業着。しかし、よく見ると腰あたりに扇風機のような見た目をしたファンが取り付けられている。ファンとバッテリーをケーブルでつないでスイッチを入れると、ファンが回りだし、服の中で風が吹く仕組みになっていた。

 

 担当者は「ファンは簡単に取り外せるので、服はその都度洗えます。工事現場や倉庫ではもちろん、スポーツ観戦等でもご利用いただけるよう、おしゃれなデザインを多数販売するようになりました。最近ではオリンピックに向けて、一般のお客様に空調服の存在をもっと知ってもらおうと、テレビCMも出しています」と話していた。

 

 

 子どもの頃、夏の暑さに耐えかねて、「服の中に扇風機がついていれば」と思ったことはないだろうか。今や、そんな夢が現実になっている。こうした技術の進歩をうまく利用すれば、東京五輪の猛暑ともうまく付き合っていくことができるかもしれない。

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