水風呂アンダー15℃で味わう「関東極楽サウナ」14

冷えてる水風呂1位の「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」

　近年、老若男女問わずサウナがブームだ。毎日のように通う “サウナー” はみな、「サウナの真髄は水風呂にあり」と口にする。サウナで火照った体を、キンキンに冷えた水風呂で瞬間冷却すると、「ととのう」と呼ばれる快感が得られるのだ。

　ではさっそく、サウナを巡ってみよう。店の選定に協力してくれたのは、サウナ検索サイト『サウナイキタイ』の運営メンバーだ。

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「水温15°C以下は、手足がしびれる冷たさ。一般的な水風呂は18°Cほどなので、15°C以下は貴重です」（『サウナイキタイ』かぼちゃさん）

　そして、通称 “肌士” として、500軒以上を吟味してきたサウナー「タキオン」さんが、水質の観点から、コメントしてくれた。

「水質のよさは、入浴後にわかります。体を拭いた後も、肌の上にスーッとした清涼感が残るんです」（タキオンさん）

　かくして出揃った関東の14軒を以下で紹介する。いずれも水風呂は15°C以下、「ととのい」間違いなしだ！

【関東近郊サウナ「アンダー15°C」水風呂ランキング】
●1位「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」
・水風呂／9°C
・サウナ／100°C
・住所／神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-21-21

　関東で断トツの冷たさを誇る老舗。サウナ室は広々。浴室中央にアカスリコーナーがある。チラー（※1）は浴場フロアの屋外、従業員専用エリアに。

「いつの間にかこの温度になっていました。これ以上は下げません」（従業員）
「一年を通して安定しており、混雑時もしっかり冷えています」（タキオンさん）

※1・チラー：水風呂の冷却装置のこと。チラーを使わず、自然の温度で水風呂を提供する施設も多い

●2位「サウナリゾートオリエンタル」
・水風呂／11°C
・サウナ／100°C
・住所／東京都港区赤坂3-19-3（男性専用）

　2019年5月にリニューアル。超微細気泡を水中に放出することで、柔らかな肌ざわりを実現した、極冷シルキー水風呂が登場。

「従来の水風呂も15°C前後で、都内随一の冷たさ」（タキオンさん）

●3位「清春湯」
・水風呂／12°C
・サウナ／100°C
・住所／東京都中野区弥生町2-1-9

　都内の銭湯では、最も冷たい水風呂と評判だ。

「4年前にリニューアルし、チラーを導入しました。水が冷えるまでに時間がかかるため、営業時間の3時間以上前に作動を始めます」（店主）

●4位「かぷせるイン赤坂」
・水風呂／12°C
・サウナ／95°C
・東京都港区赤坂6-14-1（男性専用）

　水道水かけ流しのため、夏場は14°Cほど。

「赤坂でありながら混んでおらず、ゆったり楽しめる。サウナ室もすばらしい」（タキオンさん）

●同5位「のぼり雲」
・水風呂／13°C
・サウナ／90°C
・住所／神奈川県横須賀市佐野町4-5

　地下800mから湧き出る源泉を使用した、天然温泉。

「水風呂が炭酸泉になっている、珍しい施設。炭酸温泉のように、肌に気泡が」（タキオンさん）

●同5位「ザ・ベッド＆スパ所沢」
・水風呂／13°C
・サウナ／90°C
・住所／埼玉県所沢市くすのき台1-13-1　3、4階（男性専用）

　フィンランド産・樹齢200年以上の木「ケロ」を使った、希少なケロサウナが売り。

「カプセル系サウナ屈指の冷たい備長炭水風呂」（タキオンさん）