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【食堂のおばちゃんの人生相談】37歳・会社員のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.09.16 11:00 最終更新日:2019.09.16 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/帰宅部主任さん(37)会社員】
サッカーにまるで興味がありません。同僚や仕事の人たちはみんな熱く語り合っているのに、私は何がおもしろいのかさっぱりわかりません。ネットニュースを見てなんとか話を合わせていますが、雑談でサッカーの話をするかと思うと憂鬱です。
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【山口先生のお答え】
お気持ちは良くわかります。実は私も完全な運動音痴で、プロ野球も高校野球も全然興味ないんです。男だったら苦労したでしょう。
サッカーも全然興味なかったんですが、フランスワールドカップの時、川口能活が格好良くてハマり、その後ロベルト・バッジョ様に熱を上げ、南アフリカ大会まで真剣に観ていました。
帰宅部主任さんへのお答えは、「話し上手は聞き上手」です。興味がないのに気の利いたことを言う必要はありません。熱心に耳を傾けて、時折「それは何?」「そこは何処?」「どっちが上手いの?」等々、適当な質問を投げかけて下さい。
きっとみなさん大喜びで、サッカー初心者のあなたにあれこれ教えようとするでしょう。知らない人に教えるのって、楽しいんです。だからあなたは「へえ、そうなんだ」と、感心して(フリで良い)頷くだけで良いのです。
それと、耳寄りなお話を一つ。サッカー選手の奥さんや恋人は超美人が多いです。ネットで調べて、美人投票なんか提案してみて下さい。
それ以外にも、選手の恋人遍歴とか、美人ネタのミーハー情報は歓迎されると思います。サポーターも戦術論ばかりしてるわけじゃないし、美人が嫌いな男はこの世にいませんからね。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中