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【食堂のおばちゃんの人生相談】52歳・会社員のお悩み

ライフ・マネー 投稿日:2019.10.07 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/匿名希望さん(52)会社員】

 

 最近、些細なことでイライラしてしまう。社内で部下を怒鳴ることが、増えたような気がする。「男の更年期障害」かもしれない。パワハラで告発されて左遷されたくないが、薬も飲みたくない。心が穏やかになる方法を教えてください。

 


【山口先生のお答え】

 

 お気の毒に。あなたも大変でしょうが、部下はもっと大変です。年齢を考えると、どうやら更年期障害が疑われます。気が進まないのはよくわかりますが、やはり心療内科などを受診されるのが一番良い対処法だと思いますよ。

 

 今はイライラして部下に当たっていますが、症状が変化して鬱状態になったら大変です。ビートたけしさんがバイク事故を起こした当時は「明らかに更年期鬱だった」と、ご自身で仰っていました。

 

 更年期障害は医師に相談していただくとして、私がお勧めするリラックス法は、入浴です。のんびりお風呂につかると、体も心も温まってほぐされていきます。そして、お風呂から出たらビール!

 

 適度な運動もよろしいと思います。体を動かして汗をかくと、気分がスッキリするものです。ダンスなんか如何ですか? 音楽に乗って女性と組んで踊るのって、ストレス発散にもってこいです。マンボとかジルバとか、ラテンの激しい踊りは運動量もバッチリ。

 

 後は、恋をしましょう。恋をすると気分はルンルンです。恋が難しかったら不倫もありです。「あまりにも体の相性がよすぎる」不倫相手が見つかったら、もう次のデートが楽しみで、イライラなんか吹っ飛んじゃいますよ。

 

 とにかく、楽しいことを見つけて下さい。どうぞ、お大事に。


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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