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【食堂のおばちゃんの人生相談】45歳・自営業のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.14 11:00 最終更新日:2019.10.14 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/ラストサムライさん(45)自営業】
既婚者ですが、先日知り合った美人女子大生から “パパ活” を求められました。月3万円で、デートは月1、エッチはなしでお願いしたいと。
この額ならへそくりで賄えるし、そのうち情にほだされてヤラせてくれるかもしれない。この誘いに乗るべきでしょうか? 迷える中年に愛の手を!
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【山口先生のお答え】
私もこの額なら乗っても良いんじゃないかと思いました。毎月一回一緒にご飯食べて、お小遣い3万円渡すってことで、あんまり実害もなさそうだし。これがクラブのホステスさんと同伴出勤となったら、とても3万プラスじゃすみませんからね。
私は作家専業になったので、基本的に家に居て一人で小説やエッセイを書く生活です。月に何度か外出するのは、取材、編集者との打ち合わせ、脚本や小説の勉強会など。それがなかったら、ほとんどズ~ッと家の中に籠もりきりです。
会社勤めをしている頃はわかりませんでしたが、今は、外へ出て人と会う大切さが身に沁みてわかります。そして、自分から機会を求めない限り、人と触れ合うチャンスは訪れません。
月一回の美人女子大生とのデートは、きっとあなたの生活を楽しくしてくれるはずです。約束の日が待ち遠しくて、一週間も10日も前から胸がときめくことでしょう。
人間、四十過ぎたら胸がときめくことなんて滅多にありません。へそくりの範囲内でときめきが買えるなら、めでたいことです。あなたが上手くヤレるかどうかは保証の限りではありませんが、とにかく楽しい時間を過ごして、良い想い出を作って下さい。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中