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吉田戦車、試行錯誤の末たどりついたスケジュール管理法は…
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.04 11:00 最終更新日:2019.12.04 11:00
家で使うメインのカレンダーとは別に、持ち歩くこともできるスケジュール帳として、A5サイズの卓上カレンダーを買った。
「高橋のエコカレンダー」というシリーズで、壁掛け用のB4サイズはずっと愛用しているのだが、昨年末思いついてA5を買ってみたらけっこう使い勝手がよく、今年(来年)も使うことにしたのである。
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私はスマホのカレンダーを使いこなせない。スケジュールを書き込むのもめんどくさいし、リマインダーとかぜんぜん便利に思えない。「せっかくの機能についていけない、もう終わってるおやじ」ということであるが、しょうがない。
では、昔ながらのビジネス手帳は使いこなせるかというと、苦手である。使い切ったためしがない。スケジュール管理をしようと思っても開く習慣がつかないし、日記がわりにしてみようとすれば三日坊主になる。
妻は、みっしり毎日絵入りでネタになるようなこと、ならないことを書き込み、「前の年の今日とか読むとおもしろいんだよ」などと言っている。
私は日記はPCで書いているし、落書きや直筆メモは、胸ポケットに入るようなメモ帳を使っている。スケジュールは壁掛けのカレンダーに書き込み、顔を上げれば確認できるようにしている。
だいたいそんなやり方で、なんの不足もなかったが、何度か書いているように、親が高齢となり実家に帰る回数が増えたため、外出先でも予定を確認したい場合が増えてきた。
「そういうときこそスマホの出番ですよ!」と、若い人は言うかもしれない。最初から入ってるカレンダー以外のアプリも試したことがあるが、紙カレンダーと違い、「一ヶ月を一目で見渡して、ざっと把握する」ことがうまくできず、チャレンジしてはさびしく撤退することになるのだった。
そこで試してみたA5カレンダー。大きめ単行本相当のサイズは、机まわりの作業エリアに置いていてじゃまにならないし、台所のカレンダー前に持って行って、家族の予定をすりあわせるときにも便利だ。「あ、おれが求めていたのはこれじゃね?」と思った。
表のメインカレンダーに予定を書き込むのだが、裏は横罫カレンダーになっていて、自由な覚え書きに使える。これより小さいB6カレンダーの裏面は、カレンダーじゃなくてただ罫線が引かれたメモ欄になっている。そっちのほうが目的には合うのだが、小さすぎる気がするので、来年もA5でやってみる。
筆記具として遅ればせながら導入したのが、パイロットの「フリクションボール」で、スケジュール管理において、書き直せるってすばらしいな、と気づいた。
A5カレンダーに弱点があるとすれば、喫茶店などでのうちあわせで出すのが少々気恥ずかしいことだが、「大相撲カレンダー」とか「東宝女優カレンダー」を取り出すわけじゃないし、それほど珍奇なことでもないだろう。
よしだせんしゃ
マンガ家 1963年生まれ 岩手県出身 「ビッグコミックオリジナル」で『出かけ親』を連載中。妻はマンガ家・伊藤理佐さん。本連載の単行本『ごめん買っちゃった』(光文社)、『出かけ親 1』、最新刊『忍風! 肉とめし 3』(ともに小学館)が発売中!