正月休みが明けて、久しぶりのデスクワークで覚えた体の凝り。肩も重いし、背中も張っている気がする……。そんなあなたに救いの手を差し伸べるのは、ヨガの女神・鈴木まり先生だ。
鈴木先生は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」を用いたセラピーで、国内外を問わず1万人以上のクライアントを救ってきた。現在は、女性ヘルスケア協会長も務めている。
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「それでは、体の全面をまんべんなくストレッチできる『ラクダのポーズ』をお教えしましょう。ヨガでは有名なポーズで、猫背、反り腰など姿勢の改善にもなります」
(1)まず膝立ちになり、肩幅に膝を開きます
(2)腹筋、肛門を締めたら、両手でかかとをつかみ、上半身を後ろへ反らせます
(3)さらにお尻を締めて、胸は天井へ引っ張るように上げ、目線は後ろへ
(4)そのまま鼻から吸って口から吐く腹式呼吸を6回。1分程度、リラックスした状態でゆっくりと呼吸する
「胸筋を反らすと、胸の筋肉も伸びるし、肩甲骨も寄るので背中の凝りに効果があります。さらに、姿勢が改善されるので、呼吸も深くなります。
すると、十分に体のなかに酸素がめぐるようになるので、疲労回復にもいい。体を反らせるという意識よりも、目線を後ろにやる意識で取り組んだ方が不自然な力が入りにくいです」
ただし、脊椎などに異常のある人はおこなわないようにしてほしい。無理をしないように教えてもらったルーティーンを繰り返せば、体が楽になること請け合いだ。
すずきまり
日本女性ヘルスケア協会長、株式会社ロサ代表。アーユルヴェーダサロンROSA・ジョホレッチスタジオを運営し、年間約600名の女性たちのカラダやメンタルの悩みに向き合う。著書『膣活! カーマスートラヨガ』(KADOKAWA)が発売中