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巨石ハンターが驚いた、世界一リアルな「夫婦円満岩」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.19 11:00 最終更新日:2020.01.19 11:00
断崖絶壁の岩山から天を衝く、石柱の威容は、巨大な男根そのもの。ここは、中国・広東省にある丹霞山。山中には奇岩怪石が点在し、2004年にはユネスコの「世界ジオパーク」にも認定されている。
丹霞山の名を天下に知らしめたのが、「陽元石」と「陰元石」という2つの奇岩。男性器によく似た陽元石は、高さ28m、直径7m。風化作用による天然の石柱で、隣の陽元山の石壁から分離して30万年の歳月がたつと考えられる。
ほど近くに、女性器そっくりの陰元石もあり、あわせて信仰の対象だ。こちらは、どう見ても女性のアレ。高さ10.3m、幅4.8mの陰元石は、1996年に地元の猟師が偶然見つけたという。
撮影した “巨石ハンター” の写真家・須田郡司氏(58)も、驚きを隠さない。
「この4半世紀、国内外の巨石を巡っていますが、これほどリアルな形をした巨石を、正直見たことがありません。
自然のなせる技は、時として神々しさを感じさせる。こうした天からの贈り物のような巨石は、やがて信仰へと発展してゆくように思えます」
現地では、「夫婦円満の縁起もの」として、観光客が絶えないという。写真を拝むだけでも、ご利益がありそうです……。
写真・須田郡司/すだぐんじ
巨石ハンター・写真家。雑誌カメラマンを経てフリーに。世界50カ国以上を訪ね、聖なる石や巨石を撮影。『石の聲を聴け~LISTEN to the VOICE of STONE』(方丈堂出版)が1月20日発売予定。詳細は公式サイトにて
(週刊FLASH 2020年1月28日号)