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熟成10年以上の国産品が高騰「ウイスキー」投資で資産づくり

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.03 20:00 最終更新日:2020.02.03 20:00

熟成10年以上の国産品が高騰「ウイスキー」投資で資産づくり

埼玉・秩父のベンチャーウイスキー「イチローズモルト」

 

 投資資産形成というと、株式や外貨、金(GOLD)などが思い浮かぶ。しかし、値上がりが見込めるものは、すべて投資の対象になる。さらにそれが趣味と直結していれば、“自分の得意分野” で勝負できるのだ。

 

“お宝探し” を楽しみながら資産増にもなる、「趣味投資」の世界をご紹介しよう。今回は、「ウイスキー」だ。

 

 

 2019年夏、香港のオークションで、日本のベンチャーウイスキー「イチローズモルト・カードシリーズ」54本セットが、約1億円で落札された。いま、ジャパニーズウイスキーが大人気だ。

 

「熟成年数10年以上のジャパニーズウイスキーは、ほぼすべてが、希望小売り価格より高値になっています。サントリー『山崎25年』は、希望小売り価格12万5000円ですが、買取り価格は平均で60万円(2020年1月現在)です。

 

 また今後、日本の新興蒸留所やアメリカンシングルモルトなどの認知度が低いウイスキー、過去に製造を中止した日本の蒸留所で製造されたウイスキーも有望です」(大黒屋WEBマーケティング課・武捨佑介課長)

 

 ただ、普通の「山崎」は流通しているが、「山崎25年」をはじめ、「山崎12年」「山崎18年」などの長期熟成ものを手に入れることはかなり難しい。

 

 そこで今、ウイスキーマニアが注目しているのが、航空会社や免税店の「免税品予約サイト」だ。たとえば、「山崎25年リミテッドエディション700ミリリットル」を免税価格の25万円で予約することができる。もちろん、品切れになっていることも多いが、定期的に入荷される超穴場だ。

 

 注意したいのは、偽物も出回っていること。また、箱や瓶も含め、保存状態が大切なので、プレミア品を買う場合、専門業者のほうが安全ではある。

 

 また、“投資” という意味では、ウイスキーファンドにも注目したい。いわば、「樽で熟成中のウイスキーを所有する」イメージ。スコッチの「ウィスキー・インベスト・ダイレクト」は、ポンド建てで為替リスクはあるが、日本語にも対応する。

 

「実績として、リターンは年7~8%です」(担当者)

 

 所有しているウイスキーをボトリングして、売ることも、飲むことも可能。ただ、コストが割高なので、あくまでも投資商品として考えるべきだ。

 


(週刊FLASH 2020年1月28日号)

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