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【食堂のおばちゃんの人生相談】41歳・団体職員のお悩み

ライフ・マネー 投稿日:2020.02.21 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/アキラメ100%さん(41)団体職員】
 メタボ解消のため、去年からスポーツクラブで水泳をやっていたら、最近入会した非常にスタイルのいいアラサー女性が、毎回ビキニを着てくる。思わず見てしまったら目が合って、明らかに嫌な顔をされた。
 せっかくの数少ない楽しみだったのに、僕はこれからどうしたらいいのでしょう?

 

 

【山口先生のお答え】
 あらあ、可哀想に。それは傷ついたでしょうね。結論から言いますけど、見られて不愉快な人はビキニなんか着ません。純粋に水泳を楽しむなら、今は競泳用の良い水着がいっぱいあるんだから、それを着るはずです。

 

 ビキニを着るのは、人に見せびらかしたいからです。見られたいから着るんですよ、絶対。そもそもスポーツクラブのプールにビキニを着てくる段階で既に不純です。高級リゾートやホテルのプールならいざ知らず。

 

 その女は自分の肉体が自慢でしょうがないんですよ。ビキニ姿に周囲の視線が集中するのが、嬉しくてたまらないんですよ。無人プールで泳ぐ羽目になったら、スクール水着に替えますよ、きっと。

 

 だから、大いに見てあげなさい。見られる喜びを隠しつつ「いやらしいわね!」みたいに高ビーな態度を取るのが、彼女の快感です。もしあんまり頭にきたら、クラブのスタッフに「風紀を乱すからビキニを禁止してほしい」と訴えておやりなさい。

 

 私はスポーツジムではマシントレーニングと有酸素運動が主で、水泳は未経験ですが、ZUMBAやエアロビのクラスでも、スタイルに自信のある人は露出度の多いウエアを着てますね。

 

 そして皆さん楽しくレッスンしていて、見られて嫌な顔する人なんかいませんよ。だって、減るもんじゃないんですから!


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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