ライフ・マネー
【食堂のおばちゃんの人生相談】38歳・会社員のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.09 11:00 最終更新日:2020.03.09 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/わっしょいさん(38)会社員】
馬肉が苦手なのだが、大口の取引先が、馬肉料理店での会食を指定してきた。馬肉以外のメニューもあるので、なんとかなると思うが、断わる方法ってないですか?
【関連記事:【食堂のおばちゃんの人生相談】36歳・会社員のお悩み】
【山口先生のお答え】
あなたにはご同情申し上げますが、相手は大口取引先だし、馬肉以外のメニューもあるわけだし、出席した方が良いと思いますよ。
世の中、法律違反以外の “違反” って、本人のキャラクター次第で深刻にもなれば、お笑いにもなるんです。アイドルが不倫したらバッシングされますが、ビートたけしや松本人志が浮気現場に奥さんに踏み込まれたら、きっと笑い話にするはずです。
そこで、あなたも馬肉が苦手なら、相手先に可愛げのない奴と思われないように、ユーモアのある受け答えで笑いを取りましょう。
例えば「僕は馬肉が苦手で」なんて暗〜く言わずに「大好きなんですけど、チョコレートと馬肉は沢山食べると鼻血が出ちゃうんです」なんて言ってみましょう。相手も無理強いはしないでしょうし、ラブリーな応答が受けて、場が盛り上がるかも知れません。
知り合いに、生牡蠣が大好きなのに食べると必ずあたるという人がいました。そもそも苦手な馬肉なら食べずに済むのでラッキーでしたね。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中