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親が倒れてからでは遅い「介護保険の申請」必勝ポイントは…
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.09 20:00 最終更新日:2020.03.09 20:00
【訪問調査「6つのコツ」】
(1)調査の質問項目の確認
質問は50を超える。何を聞かれるか事前に知っておかないと、肝心なことが伝えられない可能性も。事前に調べておくこと。
(2)介護内容、病歴のメモ
ふだんどんな介護をしているか、介護日記があればコピーをしておく。主治医の意見書には、すべての既往歴が書かれるわけではない。過去の病気や怪我などについて、メモにまとめておく。
(3)「親の前で言いにくいこと」はメモ
介護が必要な状態であることを恥と考える人も多く、調査でトラブルになることも。親の前で調査員に言いにくいことは、メモにして調査員に渡す。
(4)必ず家族が立ち会う
親だけで調査を受けさせると、プライドや思い込みで、ふだんできないことを「できる」と答えてしまうことも多い。調査員からの質問だけではなく、気づいたことや、ふだんの生活で困っていることがあれば、伝えたほうがいい。
(5)できるだけ具体的に伝える
ただ「足腰が弱くなった」ではなく、「洋式トイレでも手すりなしで立ち上がれない」「関節痛で膝が曲がりにくく和式トイレが使えない」など、具体的に。
(6)ありのままの状態を伝える
実際の状態より、控えめに伝えてはいけない。また、要介護度を上げてもらおうとオーバーに伝えても、結局は得にはならない。現状を正確に。
次のページでは、要介護申請、訪問調査でのトラブル例を紹介する。