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株が大バーゲンのいまこそ「ほったらかしで資産2倍」投資
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.16 20:00 最終更新日:2020.03.16 20:00
横山氏が、これまで本誌で伝授してきた方法をおさらいしよう。
【「ほったらかし投資法」の始め方】
・STEP1/楽天証券で、iDeCoとつみたてNISAの口座を開設する
・STEP2/「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月積み立てる
楽天証券で口座を開設するのは、世界の株式市場に投資する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を、「iDeCo」「つみたてNISA」制度の両方で購入できるためだ。
これで毎月3万~5万円を積み立てて、分配金を再投資する複利効果と節税効果を合わせれば、年平均5%の利回りで、20年後には資産1000万~2000万円を実現できる。
「積み立てた投資信託は、ほったらかしてください。私はこれまでの18年間で、一度も売却していません。投資というのは、10年~20年後に花が咲く種だと思っているので、途中で刈り取らず、立派に育てます。
そもそも評価額が下がっても、売却さえしなければ、1円も損は出ないのです。たとえ株価の暴落があっても、短くて3年、長くて10年ほどで市場は回復し、暴落時の影響を吸収したうえで右肩上がりの成長をしていきます。
一時的な落ち込みは気にしなくていい。世界経済の成長が、止まることはありません。『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』を中心にする私の投資方法が、合理的なのです」
横山氏自身は、さまざまなインデックスファンドを組み合わせて、投資をしている。
「私の場合、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』が3割、残りの7割を『eMAXIS Slim』の国内株式、米国株式、先進国株式、新興国株式の、4つのインデックスファンドを組み合わせて積み立てています」
4つのインデックスファンドの内訳は、国内15%、米国20%、先進国30%、新興国35%の割合。「暴落しても、この割合は変更しない」という。
「保有しているインデックスファンドの7割を4つに分けている理由は、たとえば米国株式が暴落したときに、スポットでバーゲン価格で買い増すことができるからです。
もちろん、皆さんそれぞれ余裕資金は違うでしょうが、株式市場が暴落したときこそ、1万円でも5万円でもいいから、前出の4つのインデックスファンドのなかから、投資信託を買うべきです。10年~20年後に、『買っておいてよかった』と思える日が来るはずです」
よこやまみつあき
家計再生コンサルタント。これまで2万3000件以上の家計の相談に乗り、再生を実現。『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)など著書多数
※1Pめ冒頭にある「横山氏の資産運用グラフ」は、2002年~2019年に毎月一定額を積み立て続け、折々のスポット買いと合計して、17年間で1000万円を運用したものとして「元本2倍」を計算しています
(週刊FLASH 2020年3月24日号)