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なぜ年齢を重ねると「お尻」が垂れてくるのか原因は3つあった
ライフFLASH編集部
記事投稿日:2016.11.06 12:00 最終更新日:2016.11.06 12:00
むっちり、しっとりの美熟尻はどのような構造を持つのだろうか。その疑問に答えてくれたのは、エステサロン「Ru-Sa」の金子潤院長だ。
「加齢によりお尻の形が変化する原因は、おもに3つあります。
ひとつめは、骨盤の歪みです。骨盤の骨自体は、15歳ごろまでに完成した後、変わることはありません。しかし、仙骨と腸骨の間にある仙腸関節というものが、加齢によって徐々に開いていきます。
結果的に骨盤自体が横に広くなり、ぼってりとしたお尻になります。
多くの場合、関節が均等に開くことはありません。頻繁に脚を組む、猫背など、姿勢の悪さのために歪むのです。その歪みは左右のお尻の形に違いをつくってしまうなどの悪影響を与えます。
2つめは、骨盤底筋群という骨盤内部にあるインナーマッスルの低下です。この筋肉は骨盤の底にあり、膀胱・膣・子宮・直腸といった内臓を支えます。
この筋肉が加齢によって痩せ衰えると、内臓が下がり、お尻も垂れてきます。特にハイヒールを常用すると、ふくらはぎの筋肉だけで踏ん張るようになり、骨盤底筋群やお尻の筋肉を使わなくなってしまうためです。
3つめは、脂肪がセルライトへ変化することです。年を重ね、冷え症やむくみなどの循環障害になると、脂肪細胞がコラーゲンに包まれてセルライトになります。細胞の大きさが均等でなくなるため、表皮にもその影響でデコボコが現われてしまうのです」
加齢により数々の変化を遂げるお尻。では美熟尻の条件とは何だろうか。
「仙腸関節を整えて骨盤の歪みを解決し、骨盤底筋群がほどよく機能し、セルライトのないお尻です。若くて引き締まったお尻と、垂れ下がった高齢のお尻。その間にある絶妙な状態を『美熟尻』と呼ぶことができます」
美熟尻は奇跡の賜物だったのだ!
(週刊FLASH 2016年9月27日、10月4日号)