ライフ・マネー
中高年向け結婚相談所 適正か見分ける3つのポイント
ライフFLASH編集部
記事投稿日:2014.12.03 07:00 最終更新日:2016.02.23 02:46
「普通の、優しい、苦労しとる女やと思うとったわ。言葉はソフトで柔らかい。ムード作りが上手なんよ。みんな騙されとるんだから、いかに彼女がテクニシャンかわかるやろ」
京都府で、筧勇夫氏(当時75)を殺害した容疑で逮捕された筧千佐子容疑者(68)。彼女が7年前から登録していた大阪の結婚相談所の所長は、冒頭のように千佐子容疑者の印象を語る。彼女は大阪や京都、奈良などの結婚相談所約10カ所に登録し、次々に標的となる男性の紹介を受けていたーー。
結婚相談所は全国に約4000社もある。中高年男性の登録者が増えているなか、千佐子容疑者のような毒牙にかからないためにはどうすればいいのか。
結婚相談所の運営が適切かを審査し、認証を与えている「日本ライフデザインカウンセラー協会」の原口博光事務局長は、適正な結婚相談所の見分け方を次のように話す。
「きちんとした結婚相談所かどうかの判断は、『相談所と登録者が契約書類をきちんと交わしているか』、『個人情報の管理をしっかりしているか』、『事務所を構えているか』の3つがおもなポイントです。いまだ台所などで片手間にやっている業者がたくさんいます」
また、原口氏は業界の現状をこう憂えている。
「われわれが適性マークを付与しているところは260社にすぎない。今回の事件は『よくもこんなことをやってくれたな』という感じ。業界としては結婚相談所を安心して使ってもらえるようにしたいですが、課題は多いです」
中高年同士が結婚相談所を通じて交際をスタートさせると、さまざまなトラブルに巻き込まれることがあるという。そうしたことを防ぐためにも、まずは、3つのポイントをキッチリと押さえた結婚相談所への登録を。
(週刊FLASH 2014年12月16日号)