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小泉今日子 『鎌倉殿の13人』ゆかりの神社に“キョンキョン鳥居”奉納 2年後に『あまちゃん』ブレイクのご利益
ライフFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.24 09:10 最終更新日:2022.12.24 15:43
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が、12月18日に最終回を迎えた。野心とは無縁だった小栗旬(39)演じる北条義時が武家の頂点に上り詰めていく姿が、物語の中心として描かれた。
その義時がもっとも影響を受けたのが、大泉洋(49)が演じた源頼朝である。その頼朝が伊豆に流刑となっていたときに、小池栄子(42)が演じた北条政子と出会い、愛を育んだとされる場所が、静岡県熱海市にある伊豆山神社である。
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境内には2人が愛を語り合ったという「腰掛石」が残されていて、縁結びのパワースポットとしても人気が高い。江戸時代には徳川家康も信仰したという歴史ある神社には、今も多くの参拝客が訪れている。
伊豆山神社の本殿は、鳥居をくぐり長い石段を登った海抜約170メートルの位置にあり、境内からは相模灘の絶景が望める。
本殿近くまでは車で上がることもでき、駐車場の入り口にはもうひとつ朱色の鳥居が建っている。その柱には「奉納 小泉今日子」の文字が記されている。日にちは「平成二十二年四月一五日」。あのキョンキョンこと小泉今日子(56)が、なぜ伊豆山神社に鳥居の奉納をしたのか?
神社に尋ねてみると、奉納したのはキョンキョンで間違いないが、経緯については「個人のことなのでお答えできない」とのこと。所属事務所にも問い合わせたが、「お答えは控えさせていただきたい」との返答だった。
熱海市では“キョンキョン鳥居”として親しまれているこの鳥居。地元の人に詳しい事情を尋ねてみると――。
「小泉さんが住んでいたマンションに、伊豆山神社で祢宜(ねぎ、神職のひとつ)をしていた女性が住んでいて親しかったようです。その女性が小泉さんに『余裕があるのなら、鳥居を奉納してみてはどうですか?』と提案したところ、小泉さんが快く受けてくださったと。小泉さんは鳥居に名前を入れてほしくなかったそうなのですが、祢宜の女性が『せっかくだから名前を入れられたら』ということで、今の形になったようです」
キョンキョンは熱海市と関係があるわけではなく、“人との縁”と“心意気”から建てられた鳥居だったのだ。
「2010年の鳥居の落成式には、小泉さんは仕事が忙しかったようで来られませんでした。伊豆山神社では毎年、『源頼朝をしのぶ 仲秋の名月 秋の歌会』がおこなわれており、2012年の歌会の際、初めて小泉さんは神社にお越しになりました。
きっと祢宜さんが、『鳥居を見にいらしたら?』と声を掛けたのではないでしょうか。その翌年、小泉さんは『あまちゃん』(NHK朝のテレビ小説・2013年放送)に出演されて、再び脚光を浴びました。地元では“伊豆山神社のご利益ではないか”と盛り上がりましたよ(笑)。当時の宮司さんが数年前に亡くなり、祢宜の女性もやめられたようで、最近は小泉さんの話も聞くことがなくなりました」
ちなみに鳥居の建立費用を聞いてみると、「数百万円だったみたいですよ」とのことだった。
春になると鳥居の横のエドヒガンザクラが満開となり、参拝客の目を楽しませている。“キョンキョン鳥居”は建立から10年以上経った今も、人々に親しまれている。
( SmartFLASH )