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老後の資産は「つみたてNISA」と「iDeCo」を活用せよ!
ライフFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.07 11:00 最終更新日:2018.10.07 11:00
人生100年時代を生き抜くには、アラフィフのいまからなら起死回生の逆転満塁弾が打てる。それには、まずはランナー(お金)を貯める作戦が必要だ。いったい、資産形成はどうすればいいのか。
「つみたてNISAとiDeCoはいま最強の投資ツール。税制面の優遇を考えると、ほかの金融商品は敵わない」と、ある専門家は話す。
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つみたてNISAは、毎年40万円まで、20年間、最大で800万円まで投資資金が非課税で運用できる制度だ。
「つみたてNISAは、ぜひやるべきです。NISAと比べて、年間投資上限額120万円が40万円にパワーダウンした、個別株やREITが買えなくなったという意見もありますが、投資はコツコツ長期でやっていくことが大切。
つみたてNISAはやりやすいように改良もされています。金融庁のフィルターがかかっているので、150ほどの商品は信託報酬といった手数料が安いものしかありません。
もうひとつはiDeCo。こちらは加入している年金によって掛け金の限度額は変わりますが、会社員ならiDeCoは月に1万2000円(企業年金加入者)まで、フリーランスなら6万8000円まで。
NISAと同じく運用益は非課税ですが、掛金が所得控除、受取時にも控除になるので、スペックとしては、つみたてNISAより強いといえます。
ただ、60歳までしか払い込めず、引き出しもできません」(ファイナンシャルプランナー横山光昭氏)
ここまで理解して資金が用意できたら、投資を始めよう。
「つみたてNISAもiDeCoもインデックスとアクティブがあります。最初は、日経225やTOPIXなどの値動きに連動を目指す、インデックスファンドから購入してみましょう。これをひとつ持っていれば、企業に分散して投資ができるので、難しくありません。
インデックスファンドはローリスク・ローリターンなので、長期運用に向いています。慣れてきたら、値動きが激しいアクティブファンドに挑戦してもいいですが、手数料が高いものがあるので、注意してください」(横山氏)
注意してほしいといえば、いわゆる銀行の「退職金プラン」といわれる商品である。金融機関は給与振込口座に、千万単位の金額が入金されると、資産運用の営業をかけてくる。
ここですすめられる商品は手数料が高いものや、リスクの高い商品が多い。大金を注ぎ込まないっようにしたい。
投資は複利効果が見込める長期で考え、コツコツ3000円、5000円から始めよう。何もしなければ、定年後の資金は増えないままだ。
(週刊FLASH 2018年9月11日号)