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医者・薬剤師が教えてくれた「納得のいく」クスリとのつきあい方ライフ 投稿日:2016.05.04 19:00

医者・薬剤師が教えてくれた「納得のいく」クスリとのつきあい方

写真:AFLO

 

 

 診断のあとに処方される薬。病院で薬を処方されれば、まずは疑わずにのみ続けるのが普通の感覚だろう。しかし、それが医師や薬剤師の目から見て「この薬、じつは自分じゃのまない」なんて言われたら……。

 

 現役の医師、薬剤師に「自分だったら敬遠する薬」のアンケートを実施したところ、出てきたのは意外な本音の数々だった。

 

「日進月歩の医薬業界でセファレキシンのような第一世代の(古い)抗生物質を処方しているお医者さんは個人的には信じられない」(30代歯科医)

 

「二日酔いのときはロキソプロフェンを2錠のんでいます。通常1回1錠、1日2回なんですけど、仕事に影響を及ぼすことなく二日酔いもすっきり」(40代内科医)

 

「顰蹙を買いそうですけど『悪いお遊び』をするときは効果が長続きするアジスロマイシンという抗生物質をのみます。通常は一日500ミリグラムを3日間服用するのですが、最近は2グラムのドライシロップが出ました。知人の医師が製薬会社の人から『あれはスーパーマリオでいえばスターを獲ったようなもの』と言われたとか。つまり無敵ということですね」(30代内科医)

 

 はたして薬を取り巻く環境はどうなっているのか。

 

 近藤剛弘博士(薬学)は「薬の服用は家を建てることに似ています。医師という設計士さんが設計図(処方箋)を作り、薬剤師という大工さんが設計図に沿って薬を作って出す。そして施主である患者さんが快適に暮らす。しかし最近は三者の良好な関係が崩れる傾向にあります」と言う。どういうことなのか。

 

「複数の病院で複数の処方箋をもらっている患者さんが、たとえば皮膚科でAという薬を、内科でBという薬を処方してもらいのんだとします。AとBを同時にのむことで血圧が低下するなどマイナス効果が出ることもありえますが、設計図が複数・複雑であることは、大工さんにしかわかりません。

 

 それと『胃薬をのんだら下痢をしました』と医師に相談したら『では下痢止めを処方しましょう』などの『積み木処方』も設計士と施主の関係がうまくいっていない、よくあるケースです」

 

 近藤氏が警鐘を鳴らすように、患者、医師、薬剤師の関係が根底から脅かされている可能性がある。

 

「病院前にある『門前薬局』と呼ばれる調剤薬局は医師から出された処方箋が経営の命綱。薬剤師が『この薬を使うの?』と思っても、医師に睨まれたくないから指摘しない。しかし薬剤師法では『処方箋に疑義があったら薬剤師は医師に問い合わせをしなくてはならない』とあります」(医療関係者)

 

 またベテラン医師は、薬の服用方法についてこんな注意を促す。

 

「ちょっと熱が出たくらいで市販の風邪薬をのむことは考えたほうがいい。発熱は生体に自然に備わった感染防御。体温が上がることで白血球の働きが活発になり免疫機能が高まります。ただし40度以上の高熱は体力を消耗するし、熱痙攣の危険性があるのでこの限りではありません。

 

 抗菌剤と胃薬を同時に服用するときにも注意が必要です。胃薬に含まれる制酸剤が抗菌剤の胃腸からの吸収を著しく抑えてしまうのです」

 

 症状が改善されてからの断薬、つまり「服用の出口」も問題になっている。横浜ソーワクリニック・横浜総合健診センター院長の別府宏圀医師に聞いた。

 

「たとえばサラリーマンなどにうつ病などの精神疾患が増加していることもあり、不安を和らげる効果が期待できる向精神薬などが多用されています。精神科や心療内科だけでなく、一般内科、外科、耳鼻科、婦人科などほぼすべての科で気軽に処方されています。

 

 が、これらの薬には習慣性、依存性があります。ある患者さんは『社会不安障害』と診断されて『アルプラゾラム』という薬が処方されました。担当医師から『長期服用しても安全』と言われ4年半ものみ続けたと言います。

 

 しかし断薬しようと医師に相談したら『半分に減らして徐々に止めたらいい』とだけ言われたそうです。そのとおりにすると薬の効果が急激に切れ興奮状態に陥り、日光が異常にまぶしく感じ、激しい眼痛もともないました。断薬から2年半がたっても改善されていません。薬の正しい止め方を知っている医師は意外と少ないのです」

 

 薬は服用次第で「毒にも薬にもなる」。あらためて、肝に銘じておきたい。

 

※各医師・薬剤師の個人的見解であり、すべての人に同じ症状が起こるわけではありません

 

(FLASH+増刊号2015年5月5日より)

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