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三上悠亜が理想の密会を妄想「あなたとこんな夜を迎えたい!」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.14 20:00 最終更新日:2016.10.12 12:59
「じゃあ、次は目隠しをしてみようか」
そう言うと、彼女は少し困惑した。
「え〜嫌ですよ」と拒否するが、本気ではないことを私は知っている。じつはこういうことに興味津々なのだ。
「お願い、一回だけしてみてよ」
「…ちょっとだけですよ」
彼女の持ち物の中にあった目隠しを取り出して、優しくつけてあげた。
三上悠亜は、元国民的アイドルであり、飛ぶ鳥を落とす勢いの神ヌードルである。よく行く飲み屋で偶然に私たちは出会い、関係は発展していった。
彼女はそう認識しているだろう。それは概(おおむ)ね正しい。だが、実際はもう少し前から彼女のことを知っていた。
●仕事終わりの悠亜は完全防備の姿で
ファッション関係の仕事をしていると、芸能界の知り合いに、演劇の舞台やコンサートに招待してもらえることがある。あるイベント終わりで彼女に出会ったのだ。
潑剌とした笑顔で挨拶してくれたのが印象的だった。こんな 形で再会し、自分が密会相手になるとは、誰が予想できただろう。
今日は、悠亜の仕事終わりに合流することになった。見るからに芸能人の変装をした女性が、こちらに向かってくるのを見て思わず笑ってしまった。
「そんなに顔隠したら不審者だよ」
「誰かわかるくらいなら、怪しい人と思われたほうがマシじゃないですか?」
顔まわりを除けば、年相応でいまどきの女のコというファッションである。立ち話もほどほどに、予約したイタリアンレストランに移動することにした。
●春らしくロゼで乾杯
「いらっしゃいませ」
顔馴染みの店員が個室に案内してくれる。「何飲む?」と聞くと、しばらくメニューを見て「お酒詳しくないんです」と、少し照れた様子だ。
「春らしくロゼなんてどうかな?」と提案してみると、素直に従った。ワインをついでもらい乾杯する。恐る恐る口に含む仕草がなんとも愛らしい。「これ飲みやすいです」という感想に安心した。
「今日はどんな仕事だったの?」
「打ち合わせだったんですけど、今度いままでしたことのないような撮影をすることになって、コスプレとか、目隠しグッズとかいろいろ持たされちゃいました」
そう答える姿は少し恥ずかしそうだ。パスタを取り分ける仕草でごまかして目を合わせてくれない。
「そういうの好きなんだ?」と聞くと、「好きじゃないですよ。……お願いされたら、嫌だとは言わないけど……」。
声は尻すぼみになり、最後のほうは、ほとんど聞こえない。少しいじめすぎたかと思い、「お詫びにあとからいいところに連れていってあげる」と耳打ちすると、「私が満足しなかったら、逆にいじめちゃいますからね」と応えた。
●「コスプレHのリハーサルをしよう」
食事を終えてタクシーに乗り込む。店を出ると、相変わらずあの変装だ。タクシー運転手には、住所だけ伝えた。 「どこに行くんですか?」という問いには答えず、あえて彼女とのあいだを詰めて座る。さりげなく彼女のスカートの上に手を置き、太ももを撫でた。
「まだ、早いですよ」
「何が?」と、とぼけてスカートの中を指先で探っていく。運転手を気にしてか、あまり嫌がらない。車内に少しだけいやらしい匂いが広がってきた。
彼女のカラダを抱き寄せキスしようとしたとき、「お客さん、着きましたよ」。初老の運転手の声は少し呆れている。支払いをしようと財布を取り出していると、彼女は顔を赤らめていた。
地下駐車場から直行で最上階のフロアへ向かう。悠亜はエレベーターから見える景色を眺めうっとりとしていた。
ホテルのスイートルームに着くと、彼女は目を丸くして「きれいだね」と呟く。「満足したでしょ?」という問いに、彼女はこくんと頷いた。
「早速だけど、リハーサルをしよう」
「何の?」という彼女の質問は、至極当然だ。「打ち合わせしたんでしょ? コスプレHの」。急に表情が強張る。
「お願い。あとから言うこと聞くから」と言うと「仕方ないなぁ」と渋々頷く。
ベッドに座らせて、洋服を脱がせる。ぷるんと形のよいバストが露わになり、つづけてスカートへ手を伸ばした。「ちょっと着替えてくるね」と彼女はトートバッグを手に浴室に入っていく。
あのアイドルが自分のものになったのだと思うとあらためて優越感を覚える。 「ジャーン!」という声とともに、意外とノリノリの悠亜が登場した。
「可愛いじゃん」というのは本音。勢いでキスをする。「すっごい恥ずかしいんだけど」と顔を赤らめるのが愛らしい。1曲歌ってほしいという要求には、断固として応えてくれなかった。
●目隠しヘッドホンで五感を奪い……
「それじゃあ、この要求には応えてもらおうか」と、下着を脱いだ。もう準備万端であった。跪(ひざまず)かせて、口に押しつける。彼女は素直にそれを頰張った。悠亜も完全にスイッチが入ったらしい。うっとりした表情で小悪魔の素顔を見せた。
そのまま、私はベッドに押し倒され、シャツのボタンが外された。「気持ちいい顔、もっと見せて」と刺激してくる。息が漏れた私の口に彼女は接吻した。
目隠しヘッドホンで五感を奪い、手首を縛る。「キャー」と言いつつも、口元は笑っている。ブラジャーを外し、ぷっくりと膨らんだ乳房を口に含む。悠亜の声がみるみる大きくなった。ヘッドホンに流れる音楽が彼女の羞恥心をみごとに消していた。
もう我慢の限界に達し、彼女のアイマスクとヘッドホンを外した。
彼女はまだ攻め足りないようで、執拗に攻撃してきた。私も我慢できず、その小悪魔にもう一度発射してしまった。
(週刊FLASH2016年5月10、17日号)