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紗倉まなが理想の密会を妄想「深夜2時、あなたと秘密の夜」

夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.24 20:00 最終更新日:2016.10.12 12:56

紗倉まなが理想の密会を妄想「深夜2時、あなたと秘密の夜」 

 

「あ、ダメ…」

 

 深夜2時。革張りのソファ上で女は、息を漏らすように声を上げる。私は、快感の声が徐々に大きくなると、わざと動きを止めてやる。

 

「止めないで、もっと……」

 

 ペットがおねだりするような表情を見て、悦に入る。酒が入ると、こんなにも女はいやらしくなれるものなのか。先刻までとは、もはや別人である。そう、ほんの数時間前まで子供のような笑顔を見せていた彼女とは……。

 

●「すみません、仕事が押しちゃって……」

 

 まなとは、同僚と飲みに出かけた際に出会った。同僚の行きつけだという店は、雑居ビルの中にあるオーセンティックバーで、なかなか雰囲気がいい。

 

 しばらく男2人で飲んでいると、2人の女のコがやってきた。その一人がまなだった。彼女たちに1杯ずつ奢り、陽気に声をかけると、「あ、ありがとうございます!」と、彼女は丁寧すぎるほど、深々と礼をした。律儀で、私の好みの女性だと思った。

 

 それから連絡先を交換し、今日の初デートを迎えたのである。

 

 午後9時過ぎ、約束の時間に少し遅れて、彼女はバーにやってきた。

 

「すみません。仕事が押しちゃって」

 

 手をヒラヒラと振って、気にしないでと伝える。

 

 まずは、ビールで乾杯。次に洋酒、日本酒と強い酒をちゃんぽんにしていく。  だんだんと砕けてきた彼女は「ねぇ、ヒロシって名前だからヒロティーって呼んでいい? 私のことはマナティーって呼んでよ」と言い出した。

 

 まるで、恋人のようだ。お互いに好きだとか、つき合ってほしいだとかを、伝え合っている仲ではないのに。これは、言わば“火遊び”なのだ。一度、離婚を経験した私に、いまさら一人の女性を愛する甲斐性はない。

 

manass

 

 バーを出て、赤ちょうちんの灯る飲み屋横丁ではしご酒をし、ラーメン屋で締める。「やっぱラーメンは醬油だよ」と、大げさな身振りで語る姿が可愛らしかった。まなはぺろりと完食。

 

 空腹を満たし、会話のネタも底を尽きたところで、さりげなく「そろそろ、帰ろっか」と、独り言のように呟くと、「うん」と、短く返ってきた。

 

●彼女が完全に自分のものになったような気分

 

 ブランデーをあけ、ソファに座っている彼女に差し出す。それを飲みながらまなは、キョロキョロと周りを見渡していた。部屋に飾った鹿の剝製やら、酒瓶を見て「オシャレだね〜」、「すごいね〜」と呟く姿を見ていると、彼女が完全に自分のものになったような気分になった。そのまま押し倒す。

 

「ヒロティー、お酒臭いよ」

 

 まなの声色が急に大人びてくる。そのまま彼女のセーターの中に手を突っ込み、ブラジャーの上から揉みしだいた。柔らかな膨らみに、久しぶりに味わう安らぎを感じる。

 

 さらに強引に脱がしかけたところで、「待って」と、まなは自ら洋服を脱ぎ始めた。そこから、彼女はペットと化したのだ。

 

 従順なペットを見ていると、欲望のたががしだいに外れていく。彼女も徐々に夢中になってきた。

 

「舐めさせて」と言うと、彼女はコクリと頷いた。足の裏の匂いを嗅ぎながら、顔を這わせるように、脇の下へ。体側をなぞって舐めていく。そこから乳房へ、下腹部へ。

 

 そこで、まなは「シャワー浴びよ」と、微笑んだ。

 

 先に浴室を出て、ベッドルームで待った。すると、はしゃぎながら「これ、可愛いね」とまなが髪を乾かしながら戻ってきた。ガウンが気に入ったようだ。セクシーな濡れ髪に我慢できず、ダブルベッドに座った彼女を黙って押し倒した。

 

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 動くたびに、見事なバストが上下する。彼女の唇を舐めながら、片手で乳首を摘む。それが気持ちよかったのか、返事の代わりに、「あん…」という喘ぎ声で応えてくれた。まなは悪戯な笑みで「気持ちよくなっていいんだよ」と囁いた……。

 

●モーニングコーヒーの香りの中で

 

 私たちは幸福感に包まれたまま私は深い眠りについた。

 

「おっはー!」

 

 昨夜とは打って変わって、まなは少女のような快活さで顔を覗かせる。どうやら、先に起きて準備していたらしい。コーヒーの香ばしい薫りがする。

 

manaa

 

「朝から元気だね」とさすりながらいじってくる。私は起き上がり、とりあえずウオーターサーバーの水を飲むことにした。ソファにちょこんと座ったまなは、私のTシャツを着ている。

 

 全裸のまま彼女の隣に座り、「今日はマナティーに舐めてもらっていいかな」とお願いした。悦びのなかでふと考える。彼女はなぜ、出会ったばかりの私にこんなにも尽くしてくれるのか。

 

 昨日、バーで私の話に真剣に耳を傾けてくれた姿がフラッシュバックした。離婚して以来、これほど私に向き合ってくれた人がいただろうか。もしかしたらいたのかもしれないが、それを気づかせてくれたのは彼女なのだ。  

 

 まなの優しさは私の欠けた部分を埋めてくれるかもしれない。そう思えば思うほどに、愛しさは増していく。もう一度愛したい。時刻は午前11時をまわっていたが、二人の時間はこれからまた始まるのだ。

 

(週刊FLASH 2016年1月19日号)

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