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長野県では過半数が1年ごぶさた…「セックス県民性」大調査

夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.05 20:00 最終更新日:2020.08.12 15:14

長野県では過半数が1年ごぶさた…「セックス県民性」大調査

 

 2002年から2年ごとに「男女の生活と意識に関する調査」を実施してきた一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターが、コンドームメーカーであるジェクス(株)からの依頼を受けて、老若男女のセックス動向を全国規模で調査した。その結果が、「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ2020」として7月1日に発表された。

 

「2012年、2013年、2017年に続く調査です。調査方法は、インターネットを通じて、20歳から69歳の約7万3000人あまりのモニターにアンケートを送りました。47都道府県それぞれ、107人の回答をサンプルとして収集し、各県の性別・年齢などの人口構成比を考慮して集計し直しました」(日本家族計画協会家族計画研究センター所長・北村邦夫医師)

 

 この調査が始まったことで、県によって大きく異なるセックス傾向が、明らかにされるようになったのだ。

 

 まず、「セックス経験がない」男女の割合から見ていこう。全国平均が12.8%なのに対して、もっとも高かった山口県では18.7%。もっとも低かったのが、栃木県と沖縄県の7.5%だ。北日本と日本海側に、セックス経験がない男女が多い傾向があることがわかった。

 

「1年以上セックスをしていない」人の割合は、全国平均は42.8%だったが、もっとも高かったのは長野県で52.8%。最低は沖縄県で、25.3%だった。

 

 興味深いのは、隣りあっている県でも大きく異なる結果が出ている質問があること。たとえば、セックスの目的として、「性的な快楽のため」と答えた割合がもっとも大きかったのは徳島県(62.2%)だが、もっとも低いのは愛媛県(35.9%)なのだ。

 

「セックスの前に準備をすること」では、「栄養ドリンクを飲む」の人がもっとも多いのは新潟県で、19.1%。一方で、同じ北陸地方の福井県は、わずか1.0%だった。

 

 マスターベーションの “オカズ” についても、隣接する県で大きな差が出た。「妄想」だと回答した割合がもっとも多かったのは奈良県で22.8%、最低が三重県で8.3%。セックス県民性の、なんと奥深いことか。北村医師は、さらなる調査を続けていくという。

 

 一方、全国的な傾向として、今回の調査でわかったのが、セックスレスのさらなる進行だ。

 

「この1年間のセックス回数を聞くと、男性41.1%・女性49.5%が『していない』という結果になりました。しかも『どのくらい前からセックスをしていないか』と聞くと、男性は全体平均で8.7年、女性は9.6年。60代に限定すると、男性は11.4年、女性は12.8年ものあいだ、していなかったのです。

 

 一方で、セックス回数と射精回数が一致していないという結果も出ています。男性の36.2%は、セックス回数よりも自慰や性風俗の利用での射精回数が多く、男性の39.9%はセックスをしていなくて、自慰や性風俗のみで射精をしています。『射精はセックスだけ』という男性は23.9%です」(北村医師)

 

「セックスは面倒。自慰のほうが楽」という男性が、さらに増加しているようだ。

 

「セックスは、人と人との “究極のコミュニケーション” と言われています。それを、『わずらわしい』と思う人が少なくないんですね。だから自慰をする。

 

 若い人たちのあいだで、オンライン飲み会が流行していますが、いずれは “オンラインセックス” が、現実になるかもしれません」

 

 北村医師は、苦笑した。

 

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