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控えめ演技でブーム到来「金髪AV」なぜ女優たちは来日する?
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.19 20:00 最終更新日:2020.09.19 20:00
現在、海外からの金髪AV女優の来日と、彼女たちが出演する作品のリリースが続いている。この背景には、何があるのか。
「昔から金髪ものには固定ファンがいましたが、メーカーはファンが飽きないように、さまざまな努力をしてきました。
たとえば、アメリカのポルノ女優より体型が比較的小柄な、東欧や北欧のダンサーなどを現地でスカウトして来日させたり、ときには『3年B組 金髪先生』『エッチ売りの少女』『英会話女教師 MOVA』といったパロディAVに出演させたりして、話題作りをしました。
世相も取り入れ、かつて『女子校生』がキーワードになったときは、金髪美女にセーラー服を着せ、熟女ブームになれば50歳の豊満ボディの女優を出演させて、『欧米五十路お母さん』などのタイトルにしました」(AVメーカー広報)
そして2012年、「英国出身」という触れ込みのアリス・クリスティーン・岡村がデビューして、「金髪AV」のムーブメントは広がりを見せ始めた。
「輝く金髪にブルーアイ。豊胸手術で、現実にはあり得ない爆乳にするアメリカのポルノ女優が多いなか、彼女のバストはナチュラルな手のひらサイズ、今で言う微乳。しかも、セックスがとても初々しいので人気になりました」(当時の事情を知るAVライター)
そして続けざまに2013年、アメリカ・カリフォルニアで活躍していた20歳のポルノ女優、ミア・楓・キャメロンが、日本のAV界にデビューした。
「身長こそ170cmを超えていましたが、愛くるしいルックスに、アリスと同じく小ぶりなバスト、そして控えめなセックスで、たちまち注目されました。日本での活動は1年ほどでしたが、DVDの売り上げランキングでは、いつもトップでしたね」(同前)
2014年に彼女が引退してブームは終わるかと思われたが、その後も2人の復刻盤やベスト盤がリリースされ、人気は根強く残り、今に至るのだ。
現在ブレイク中のジューン・ラブジョイの出演作品を手がけるAV監督のK*WESTさんは、現在の金髪女優もの人気の理由を、こう分析する。
「もともと金髪女性は、日本人男性にとって憧れの対象で、AVジャンルとしても一定のファンはいましたが、昔の海外ポルノ女優は、とにかく演技がド派手で過剰。『ちょっと怖い』という印象すらありました。だから新しいファンは、なかなか増えなかったんです。
ところが最近は、日本人男性が好きな『優しいお姉さん的雰囲気』を漂わせる金髪女優がどんどん増えてきたことで、ロリ系女優を見慣れたAVファンに訴求し、ブームが来たと思われます。彼女たちも『日本人好みのエロ』をよく勉強していて、オーバーな演技をせず、かわいらしい女のコを演じています」