【どぶろっく時事艶談】築地市場“魚介”ならぬ“女体”をたっぷり食せ

江口　小池百合子都知事は、いい意味で強い女って感じだよね。

森　ビシッとしてるね。築地市場で働く「いなせな女性」に通じる部分もあるんじゃない？

江口　男社会の中で頑張ってる女性は魅力的なんだよ。そういうチャキチャキの女性が、夜になると、女っぽくなったり、甘えてきたりっていうのが、また……ムフ。

森　で、結局、「市場」が移転すると、築地はどうなっちゃうの？

――いわゆる「築地市場」は業者向けの公設卸売市場「場内」と、一般客向けの商店街「場外」で成り立っていて、豊洲に移転するのは「場内」だけ。400以上ある「場外」の店舗はそのまま残るんだ。

森　じゃあ、個人的に新鮮な食材を買ったり、美味しいものを食べたりという、観光スポットとしての「築地市場」は、ほとんど変わらないということだね。

――それどころか、新施設「築地魚河岸」もオープンして、さらに賑やかになるはずだ。気がかりなのは、使い道が決まってない「場内」の広大な敷地だね。

江口　そもそも「築地市場」に、こんなに観光客が集まってくるようになったのは、どーして？

――バブル崩壊もあって閑古鳥が鳴いてた「場外」に、2001年、年中無休24時間営業のお寿司屋さんがオープンしたのは大きい。

森　あ、あの名物社長のね。

――もともと築地は、新鮮な食材と美味しい料理の宝庫。銀座や汐留から近い好立地。話題が人を呼び、人が情報を生んで、どんどん築地人気がアップしたんだ。

江口　じゃ、やっぱり「場内」の跡地は、東京五輪の外国人観光客も見すえて、アミューズメント施設がいいんじゃない。大人の夜を演出するのは「ぬきざんまい」。

森　名前だけでグッときた（笑）。

江口　お察しのとおり、ちょっと高めのカウンターがあって、中には美女がずらり。壁にはメニューが貼ってあって、「谷間」「舌」「腋の下」「パンチラ」「四つん這い」etc.。

森「ええと今日は、ナースのＭ字開脚。パンツ抜きでもらっちゃおうかな」なんて注文するわけだ。

江口「“とびっこ”つけたOL一丁ね」「ハイ、スイッチです」とかさ。で、カウンターの下でシコって、何発抜いてもＯＫって店だ。

森　もちろんオプションには、女のコが手伝ってくれる“ニギリ”や“手巻き”もあるんだろうね。

江口　通はムスコを“軍艦巻き”にしてノリを食べてもらう。

森　選手村に出張して、アスリートにサービスしてもいいよね。
江口　新鮮で脂の乗った“魚介”ならぬ“女体”をたっぷりと味わってもらう、ニッポンならではの「おもてなし」に感激だろうな。

森　女子の選手村には、オレたちが行くしかないんじゃないの～。

プロフィル：江口直人（えぐちなおと）、森慎太郎（もりしんたろう）。保育園から大学まで一緒の２人が、2004年に結成。男の妄想を軽快なメロディに乗せた『もしかしてだけど』で大
ブレイク。最新シングルCD『言いたい事がある』（テイチクレコード）絶賛発売中

取材・文／イズミエゴタ（官能作家）、イラスト／東 克美