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55歳300人切りオヤジ、キャバクラで女の子を落とせるか(11)夜バナ 2016.10.02

55歳300人切りオヤジ、キャバクラで女の子を落とせるか(11)

写真:AFLO

 

 キャバクラにもずいぶん通った。いま僕が狙っているのは、えりこちゃんとみなきさんである。いったいどっちと先に最後までたどり着けるのか。

 

 えりこちゃんとは、先日2人カラオケでキスまで果たした。その先、どう攻めようか考えていたが、急いては事を仕損じることもある。それで1週間ほど間を空けることにした。

 

 今週はみなきさんと会うために店にいく。今日、えりこちゃんが出勤しないことは本人に確認済みである。店員に席を案内されたので、焼酎を頼み、みなきさんを指名した。

 

 みなきさんが来た。「1週間ぶりですね」と先に声をかけた。「ええ」と答える。

 

「スマホアプリ入れた?」

「入れましたよ。すごく便利です」

 

 おすすめとして、電話の自動録音アプリを紹介しておいた。常に過去1カ月間の通話が自動録音されるので、電話での約束を忘れたときに確認できて便利だ。

 

 これを聞いたのは、前回、スマホの話で盛り上がった状況を思い出させるため。そして今日はタクシーのアプリを用意している。タクシーに乗る機会が多いと言っていたからだ。乗車場所と降車場所を入力すると、料金と時間と道順が表示される。1回会うごとに有益なアプリを1個ずつ紹介している。会うといつもメリットがあると思わせたい。

 

 アプリを紹介すると喜んでいた。ここで布石を打っておこう。

 

「みなきさんはアフターしたことありますか」

「ありますよ」

「どんなところ行きました?」

「居酒屋とかお寿司とか」

「なら今度、居酒屋でアフターでもどうですか」

「いいですよ。終電あるので11時30分までですけど」

 

 ちょうどそこで時間が来て、みなきさんがほかの席に行ってしまった。だが、次回の予定が決まっているので焦る必要はない。今日は帰ろう。

 

 店に行かない間もラインで連絡した。「雨ふりはだるい」とか「ねむい」とか「着ていく服が決まらない」とか、たわいもないやり取り。現状報告的な内容だ。それでいい。

 

 今日も同じようにスマホがチャランとなった。みなきさんからのラインだ。開かなくても内容はわかった。「彼氏と喧嘩した」と入ってきた。みなきさんが現状報告以外の、感情の起伏があるメールをしてくるのは初めて。

 

 チャンスだ。

 大きな失敗をした、店長に怒られた、友達に裏切られた、自分が嫌になったなど、女の子が精神的な傷を受けているときは大きなチャンスだ。

 

 ラインを開き、「小喧嘩?中喧嘩?大喧嘩?」と返信。「中」と返事。

 

「泣いた?」

「うん」

「どっちが原因?」

「わたし」

 

 そこで、すかさず「今日店に行きます」と返信した。

 

「ホント? 9時前に来れる?」

「大丈夫。居酒屋で1時間アフターできる?」

「いいですよ」

 

 夜9時10分に入店し、みなきさんを指名した。

 

「今日は来ないかと思った」

「約束は守るよ。でもちょっと遅れちゃった。仕事の締め切りで……ごめん。HPのキャラクターの作成だよ」

「へ~」

「カエルくんとウサギくんで迷っている? どっちがいいと思う?」

「そ~ね。わたしならカエルくんを選ぶ」

「ほ~、なんで」

「げらげら鳴くのが大声で笑っているみたいでかわいい」

 

 なるほど、あれを笑いととるか。面白い感性だ。「じゃ色は?顔の形は?」と話している間に店員が来た。チェックして店の前で待つ。

 

 雰囲気のいい居酒屋で1時間くらい雑談を楽しんだ。この居酒屋を選んだ理由は、近くにカラオケボックスがあったからだ。

 

「お酒も入って1曲歌いたいね。カラオケ30分どう?」

 

 彼女もほろ酔いのまま「いいよ」と即OK。親密な話は個室がいい。それに2人で個室に入ることに慣れさせておく必要がある。カラオケに入り1曲ずつ歌ったところで、彼の話を振る。

 

「彼氏とは仲直りした?」

「まだよ」

「原因は?」

「同伴とアフターを減らしてくれと言われたの」

「もともとお客さんなの?」

「そう。仕事だから同伴は了解済みだったのに、今になって減らしてほしいと言うのよ」

 

 こんなときは意見や答えを探そうとしないことが一番だ。ただ聞くだけでいい。話を聞き終わったところで、「そ~かぁ」と親身に返事してからスマホのアプリの話に切り替えた。

 

「このアプリどう?」

「いいですね」

 

 スマホではもう先生役も馴染んできた。次はテニスで先生役になりたい。教える振りして体に触れるからちょうどいい。

 

「みなきさんテニスしたことある?」

「ないです」

「気晴らしにやってみない? 青空の下で汗流したらスッキリするよ」

「できないですよ」

「教えてあげるよ」

 

 すこし迷ってはいたが「やってみようかな」と決意してくれた。スマホの先生役が効いたみたいだ。

 

「じゃ今度の日曜日どう。午後2時に駅まで迎えにいくよ」

「わかった」

「足のサイズはいくつ?」

「22.5」

「靴は用意しておくから」

「ありがとう」

 

 靴の話をしたのは、靴を買った以上、キャンセルしにくくなるという念押し。よし、これでスキンシップに進展だ。しめしめ。

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