【どぶろっく時事艶談】人気の「餃子バル」次は「覗きバル」？

――オシャレな店内でワインを片手に餃子を食す「餃子バル」ってスタイルが、流行ってるらしいよ。

森　すでにイメージが定着してるものを、いかに新しく提供するかっていう逆転の発想、固定観念の打破ってことなんでしょうね。

江口　ちょっと恥ずかしいオナホールをスタイリッシュにした「TENGA」みたいな感じだね。

森　……ま、スペインの居酒屋の呼び名「バル」って響きも、女子にアピールするんじゃないかな。

江口　女ってやつは、とにかく新しいものが好きだからなぁ。

森　今なら、意外なものに「バル」をドッキングさせるだけで、何かが生まれちゃうんじゃないの。

江口「緊縛バル」とか「お漏らしバル」とか、森ちゃんの大好きな覗き部屋も「覗きバル」にすれば、女連れでも抵抗なく入れそう。

森　なんなら隣の個室とも繫がってて、相互鑑賞的な展開もありってことにすれば、さらにグーでしょ。

江口　このヘンタイ。つーかエロはヘンタイのほうが楽しいわけで、ラブホテルなんかも最近はバリ風が女子に人気らしいけど、もっと発想の転換があっていいよね。

森　受付にSEXコンシェルジュみたいな人がいて、願望を打ち明
けると、それに合わせた部屋から小道具、プレイ、体位まで提案してくれるなんてのは、どお？

江口　いいね。それならつき合いの長い男女や、熟年夫婦のマンネリ解消にもなるし、どうしても一歩踏み出せない恥ずかしがり屋な女のコも、本当の自分、エロい本性をさらけ出せるもん。

森　来年は、「餃子バル」で食欲を満たして、コンシェルジュつきラブホで性欲を発散するのが、トレンディなデートスタイルかも。

江口　デートする相手がいない寂しい男には「ランジェリーバル」だね。パンティ型の食器にストッキング模倣グラス、シェフやウエートレスも下着姿の女性でさ。

森　略して「ランバル」って、マジで流行りそうなんだけど（笑）。

江口　オレ、餃子は、森ちゃんがたまに作ってくれる「森餃子」が世界一うまいと思ってるんだ。

森　じゃあ、「どぶろっくno餃子バル」でもやっちゃいますか。

江口　出す餃子は、ヒダヒダの作り方をもっと女性器に寄せて、グリンピースのクリつきで、舌で舐めたり突いたりしてると、汁がピューピュー吹き出す小籠包タイプ。

森　女性客には、特製「肉棒餃子」だね。たっぷりしゃぶってからお召し上がりください、なんて。

江口　テーブルには、醬油、お酢、ラー油、なぜかローションが並んでて、男性客と女性客がどんどんカップルになっちゃうんだ。

森　コンシェルジュつきラブホの1階にオープンすれば、どっちも大繁盛しちゃうんじゃないの～。

プロフィル：江口直人（えぐちなおと）、森慎太郎（もりしんたろう）。保育園から大学まで一緒の2人が、2004年に結成。男の妄想を軽快なメロディにのせた『もしかしてだけど』で大ブレイク。最新シングルCD『言いたい事がある』（テイチクエンタテインメント）絶賛発売中

取材・文／イズミエゴタ（官能作家）、イラスト／東 克美