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精子先生「射精回数が多いほうが前立腺ガンになりにくい」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.01.14 20:00 最終更新日:2017.01.14 20:00
「性機能障害には勃起障害と射精障害があり、勃起障害はED治療薬でほぼ解決します。むしろ、セックスでイクことができない射精障害のほうが問題。原因の多くは、床や布団にこすりつける『床オナ』など、間違ったオナニーにあります」
そう語るのは、獨協医科大学越谷病院の小堀善友講師。「精子先生」と呼ばれる、男性の性機能障害治療のスペシャリストだ。
“正しいオナニー”を身につけてもらうため、小堀講師が導入したのが、オナニーグッズの「TENGA」。ハード、スタンダード、ソフトと締めつけ感の違うタイプを段階的に使い、射精をトレーニングするのだ。
「学会で発表したら大ウケでしたが(笑)、射精障害の治療に有効だと確信しています」
それが縁で、TENGAと共同開発したのが、2016年4月に発売した「TENGAメンズルーペ」。直径0.8mmの550倍球形レンズをスマホのカメラ部分に装着、精液をスポイトで垂らすと、精子を簡単に観察できるのだ。
「現在は、精子の量や運動量を判定するアプリを開発中で、不妊治療を受診するきっかけになればと期待しています。中高年の男性にとっても、精子は健康のバロメーター。射精する回数が多いほうが前立腺ガンになりにくいというデータもありますから」
小堀氏らのスマホを使った精液検査は、2016年4月の日本性機能学会総会の総会賞、5月の米サンディエゴでの泌尿器科学会でベストポスター賞を受賞。世界が注目しているテーマなのだ。
「これ、先ほど採集した精液です。もちろん、私のものですよ(笑)」
精子力を鍛えるには、規則正しい生活がいちばんだと言う小堀氏。さすが男4人の子を持つだけあって、精子はピチピチと元気に泳いでいた。
(週刊FLASH 2016年12月27日号)