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大人気セクシー女優・古川いおりが明かす「初体験」長編エピソード
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.28 16:00 最終更新日:2021.08.28 16:00
これは、私、古川いおりのどこにも話していないリアルな初体験のお話です。
私にとっての初体験は、人生で初めて男の人を好きになった初恋の思い出でもあるのです……。
▪︎二次元男子を観ているほうが幸せだったオタク時代
私は昔から人見知りでとにかく内向的だった。初恋どころか、男子と話すのも気後れしたし、友達も多くなかった私は生粋のテレビっ子で、最初に男子として意識したのは、アニメの中のキャラ。『ガンダムSEED』ならアスラン・ザラが好き。『ドラゴンボール』なら未来トランクス派。『スラムダンク』ならミッチーがタイプ。現実の男子より二次元男子を観ているほうが幸せ。
中高時代を好きなテレビ番組やアニメを観ることに費やして過ごした女子力超低空飛行のオタク女子だった私にとって、人生の三大欲求のひとつである性欲は、私の欲求順位ではかなり低いところにあった。
高校を卒業して専門学校に入学した。アナウンサーやナレーターを目指して入ったけど、授業で舞台や芝居を経験するうちに、演じるという方向に興味が転換していった。同じような夢を追いかける仲間にたくさん出会って、それまでの人見知りで内向的な性質もどんどん薄まっていった。そして、そんな新しい人との出会いのなかに「彼」もいた。
▪︎ゲームのモブキャラのような彼との出会い
ある日、親友のアオイが私に耳打ちをしてきた。とある先輩が私に一目惚れしたらしい。彼は、ヒロ先輩といった。学年は一コ上。彼は一度就職してから専門学校に入り直していたから、年齢は七コも上。人づてに連絡先を教えると、すぐにヒロ先輩からメールが来るようになったけど、挨拶程度のメールのやり取りばかり。顔も知らないから特に好きになる要素もない。
そんな日々を送っていると、ある日の授業終わりに、アオイにマクドに誘われた。マクドに着くと、そこには見たことのない男子がいた。ヒロ先輩だった。180cmはあるだろう高い身長を私は見上げた。ぎこちなくはにかんだ笑顔は、女性に慣れた感じがしなくて、私を妙に安心させた(この人がヒロ先輩かぁ~。モブキャラにいそうな感じでいいかも)。私とヒロ先輩はこうしてやっと、「会ったことのある友達」に昇格した。そして、18年間生身の男子との恋を知らなかった私の初めての彼氏になった。