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弁護士が警告…社内恋愛“口説き”と“セクハラ”の境界線

夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2013.11.22 07:00 最終更新日:2016.10.12 13:37

 今回、40&50代の会社員に緊急アンケートを実施。そのなかから禁断の「部下とのSEX」に及んだ計200人のデータを集めた。

 

 部下の年齢は同世代である40&50代が6割以上を占めたが、親子ほど年齢の離れた「20代とのSEX」も4分の1が経験している。コトに至るまでの期間は約6割が1年以内の“短期決戦”。

 

 だが、なかには10年以上も上司と部下の関係を続けながら、ある日突然、肉体関係を持つことになる“出会いはスローモーション組”も1割。

 

 肝心の口説きの場は「仕事終わりの夕食&打ち上げで」「職場の飲み会・歓送迎会で」が1&2位だった。社内恋愛&不倫は秘密裏におこなっても、いずれバレるもの…と思いきや、8割近くが「誰にもバレなかった」と回答。

 

 ただし、バレた場合は「結果的に部下が異動した」「結局、私が会社を辞めた」とシビアな実情が明らかに。「部下とのSEX」は甘い蜜なのかーー。

 

 しかし、“口説き”と“セクハラ&パワハラ”の境界線は非常に曖昧だ。

 

「表面的に合意があったように思っても、上司と部下という支配従属関係があれば、裁判では『真意ではなかった』と捉えられます。仮にオフィス内で肉体関係を持てば、どんな理由であれ、訴えられたらアウトと判例が出ています」(弁護士法人シトワイヤン代表・堀井準弁護士)

 

「女性部下は上司から飲みに誘われたら断りにくい、という前提があります。『本当は行きたくなかったけど断れなかった』と言われたら、それを覆していくことは難しいです」(弁護士法人アディーレ法律事務所・刈谷龍太弁護士)

 

 上司側から誘うとのちにトラブルに発展する可能性が。ただし、相手から誘ってくれば状況は変わってくる。

 

「『相談があるので、サシで飲んでくれませんか』となれば、証拠としてメールも残っているでしょうし、飲みに行くこと自体は問題ないでしょう。予防的観点からすれば、メールは重要です」(前出・刈谷氏)

 

「『昔からクラシックが好きでしたよね?チケットが2枚手に入ったので、行きませんか?』と誘われれば、断る必要はないと思います。ただし、その日のうちに手を出そうとして反感を持たれたら危険です」(前出・堀井氏)

 

 夢見がちな「部下とのSEX」は、客観的な相手の好意があって初めて成立するものと認識しておきたい。

 

(週刊FLASH 2013年12月3日)

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