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2人の熟女が語る「私がAVに出た理由」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.06.05 20:00 最終更新日:2017.06.05 20:00
「お金目的ではありませんでしたし、この世界に飛び込む不安もありませんでした」
こう笑顔で語るのは、約10本のAV作品に出演しているさくらさん(39)だ。彼氏の暴力に悩まされるなど、波乱に満ちた青春時代を過ごしてきた。現在、入籍はしていないが、パートナーがいる。
「親が厳しい人で、門限を破ると家に入れてもらえませんでした。初体験は16歳のとき。でも、その彼を修学旅行先で友人に寝取られて、一気に人間不信になりました。そして、その後につき合った彼氏が肉体的にも精神的にも私を追いつめる人だったんです。
私の20代はとにかく悲惨でしたね。親とも友人とも連絡することが許されず、外出もさせてもらえず、ずっと家の中で過ごしました。
それに、足や腕など、洋服で隠れる場所を、いろいろな方法で傷つけるんです。具体的な方法については話したくありません。思い出してしまうから……」
男性不信になり、自暴自棄にもなったさくらさん。どうしてこの仕事を選んだのか。
「やっと男性とおつき合いできる精神状態になって、彼氏ができましたが、正直なことを言いますと、まだセックスをするのは怖いです。気持ちよくなりません。それが彼氏に申し訳なくて。だから、あえて異性と関わりをもつ仕事をすることで、リハビリになるのではないかと考えたんです。
それに、AV女優さんたちのブログなどを見ると、男優さんがすごく優しく接してくれると書いてありましたから。彼氏には打ち明けました。『頑張って』と応援してくれたので、2人のあいだでは障害にはなっていません」
自らの精神的安定を求めるために、AVの門をたたいたさくらさん。「仕事が癒やしになっている部分もある」と、LINEで届く撮影の日時指定を心待ちにしている。
「AVはきっと『作りもの』の世界だと思いますが、そこで何かを見つけて立ち直りたい。そして、いつか幸せを感じられるセックスができるようになったらいいなと思っています」
■熟女系なら「ギャル系」好きな弟は見ない(笑)
「かれこれ20年美容師をやっています。給料は安いけど、みんなで仕事が終わった後に飲みに行くのが好き。お金よりも、自分が楽しいと思えるものだから、安くてもいいと思っています」
と話すのは順子さん(40)。バツイチ。前の交際相手との別れで、昨年“人妻作品”への出演を決意した。
「彼氏が人妻作品好きだったんです。求められていたプレイはアブノーマルなものが多かったんですけど、よくよく考えてみると、全部AVに出てくるプレイなんですよね。痛かったり気持ちよくなかったり、我慢していたほうが多かったなぁ。いざ出てみると、男優さんの気遣いがすごくて、元彼にはないものばかりでした」
それまでにも、20人ほどとの経験があった。しかし、セックスで初めてイったのも撮影中だった。
「セックスに対する考え方が変わって、気持ちいいセックスをしたいと思うようになった。昔は言えなかった自分がしてほしいことも言えるようになったし、現場では見られることが楽しくなってきた。新境地を開拓してます(笑)」
そんな彼女の一回のギャラは、約8万円だという。
「初めての出演料は嬉しかった。久しぶりに下着や服を買ったけど、次の振り込みからは貯金を始めました。昔から、犬が欲しかったんです。でも、いまは実家に戻っていて、ペットが飼えないマンションなんです。だから引っ越し費用を貯めています。
弟がいるので、仕事に行った隙にどういう作品を観ているかチェックしたんです。ギャル系ばかりだったので、バレる心配はないなと安心しました。私がギャル系に出ることはないので(笑)」
さまざまな事情を持つ熟女たち。だから魅力的だと、プラム関係者が語る。
「いまはきれいな女優さんが増えました。それに、いまの熟女女優さんは『仕事があるだけありがたい』と、撮影にとても集中してくれる。女優の絶対数は、かつてないほど多いわけですから」
AVへの志願者増加で、エロくていい作品が増える。いい時代ではないか。
(週刊FLASH 2017年5月23日号)