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盗賊のような男と付き合い「アイデンティティ」身ぐるみ剝がされた女
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.07.28 20:00 最終更新日:2017.07.28 20:00
一年前、口説いてきた相手は“盗賊”のような男だった。やり手のビジネスマン。「彼氏がいてもかまわない 。俺のところに来い」とタクシーの中で無理やりキスをされた。
ためらいながらも、魅力を感じた。2週間考えて「つき合ってください」と自ら告げた。
彼は自分の好みを押しつけてきた。大好きなフリフリの衣装をすべて売って、髪も切った。「部屋がきたない!」 と帰られたので、一カ月かけて大掃除した。1000個のぬいぐるみも「ごめんね」と押入れに。そこまで合わせたら、今度は「気持ちが、重すぎる」。
彼は恋人をメンヘラにしていることに気づいていない。つき合ってすぐに 「俺は結婚する気はないから」。
月に一度は別れを切り出してきて「君の賞味期限が切れていく罪悪感に堪えられない」。それでも彼の好みの女になろうと努力すると「商品価値を高めて手放すのに、何が悪いんだ?」。
そこまで言われて「わかりました……」と答えた。彼との8カ月で「アイデンティティを身ぐるみ剝がされた気持ちです」。
二宮はるかさん(仮名)30歳
身長・160cm、体重・48kg
世田谷区在住
職業・IT企業
出 身・山口県
昨年の年収・約680万円
部屋の広さ・42m²
家 賃・12.6万円
居住歴・1年半
部屋に上げた男性・30人
ベッドに上げた男性・2人
彼氏の有無・なし(1カ月)
写真&文・野澤亘伸