「私の彼氏はお金持ち」やっぱり女はリッチマンが好きなのか

写真：AFLO

　誰だっておカネは持っているほうがいいに決まっている。しかしここに登場するのは、みな極端な年収の世界を知ってしまい、戻れなくなってしまった女性たち。彼女たちは幸せなのか？

　18歳から六本木のキャバクラで働いていたこのみクン（22）。店の客の何人かとつき合っていたが、みな年収2000万～3000万円クラスだった。そこで出会った不動産業を営む50代が、いまつき合っている彼氏2人のうちの一人だ。

「奥さんも子供もいるから、土日は家族サービスで、会うのは平日。キャバクラ時代、アフターに行って、ホテルに泊まったりしてた。そうしたら『夜、働くのやめない？　そのぶん、お小遣いとして生活費渡すから』と言われて。それまでの生活がガラッと変わった。いいところに住んで、いいご飯を食べて、いい服を着て……」

　土日は「友達と旅行にでも行っておいで」と、別に小遣いを渡される生活だが、このみクンの場合はこの土日に、別の彼氏と会っているのだ。

「こっちは平日が忙しくて、金曜の夜に連絡が来て待ち合わせるの。ホテルのスイートに引きこもって、基本的にはどこにも行かない。SEXはしたりしなかったりだけど、丁寧に攻めてくれて普通に気持ちいい。一日中、裸でいることも多いかな。彼、首を舐めてあげると弱いの（笑）」

　無職の現在、2人の彼氏から月に計300万円の小遣いをもらっている。自分のおカネを使う必要がないため、すでに貯金が3000万円以上ある。

「自分が貯金するようになって、生活も楽になって、人に優しくできるようになったかも。やっぱりお金を持ってる人って、心に余裕があって好きだなって思う」

　麻耶クン（27）の仕事は、市場を舞台に為替や株式を売買する金融ディーラー。

「お客さまはみんなお金持ち。気になったら自分からモーションをかけるようにしています。そのためにこの職場に入ったようなものだし（笑）」

　仕事に就いて5年、さまざまなリッチ層との出会いがあったという。

「43歳、都内のマンションを複数持っていて、お母さまにクルマを買ってあげるという方がいました。『お優しいんですね』と声をかけたのがきっかけで、いっしょに食事に行くことに。店員さんにすごく優しく接していて、そのあとのSEXも優しかったです（笑）」

　生まれついてのお金持ちは、女性の扱いに慣れていることが多いという。一方で、妙な性癖の人も……。

「ストッキングフェチで、脱がせてくれず股間を破られて挿入、なんてこともありました。もちろんストッキングは買ってくれましたが……（笑）」

それでも結局、お金持ちが好きとしみじみ語る麻耶クン。

「一度、友人の紹介で駆け出しの俳優さんを紹介してもらったことがあるんです。イケメンでいい体だったけど、お会計は割り勘でSEXもヘタ。なんか冷めちゃいました（笑）」

　実家が貧しかったという小夏クン（20）は、SNSを駆使して富裕層を探した。

「リッチな生活の画像を上げてる人を見つけては、コメントやフォローでつながるようになった。うち、ホント貧乏だったから、何を食べても『こんなの初めて食べた』って。みんな喜んでくれるんだよね（笑）」

　女子大生人脈を見込まれ、合コンのコーディネートを頼まれることも。

「お金持ちのおっちゃんが『女のコ連れてきてくれたら、お小遣いあげるよ』って。キャバ嬢とかプロはもう飽きて、うちらみたいなコが喜ばれるんだって（笑）。一人、連れていくと1万円くれるから、毎回3～4人連れていって、友達に5000円あげて、私が残りをもらうの（笑）」

　合コンは大半が食事で終わるが、彼女はこれまで3人と関係を持った。

「AさんはIT系の仕事をしている42歳。それまで同級生か年下としかしたことなかったから、Hがこなれてる感じだった（笑）。Bさんは47歳の不動産屋さん。Cさんは芸能関係の45歳。いろいろな芸能人の話を聞かせてくれるし、食べ物屋さんでちょっと特別待遇とかがあるから嬉しい。でも、Hはマジでヘタ。イケメンってH、ヘタだよね（笑）」
（週刊FLASH　2017年7月18日号）