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東紗友美がオススメする「愛しのベッドシーン」は池脇千鶴
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.12 20:00 最終更新日:2017.08.12 20:00
映画ソムリエとして活動している、東紗友美さんに「愛しのベッドシーン」を聞いてみた。
「高校生のころに観た『ジョゼと虎と魚たち』が印象深いです。障害者の性を扱った作品は、当時はまだ数が少なかったので、衝撃を受けました。脚の悪いヒロイン・ジョゼは池脇千鶴さんが演じています。
ジョゼの夢は、『好きな人と一緒に、虎と魚を見ること』。妻夫木聡さん演じる恒夫は、彼女を水族館に連れて行くのですが、不運にも休館。そこで“お魚の館”というラブホテルに行き、間接的に夢をかなえます。
ゾクゾクしたのは、遊び慣れている恒夫が、ジョゼの裸を目の前に『俺、なんかいま泣きそうだ』と言ったこと。本当に好きな相手だと抱くことさえ怖くなる。繊細な男心に触れて、グッときました。
沢尻エリカさんの『へルタースケルター』も外せません。恋人役の窪塚洋介さんと愛し合う場面では、彼女の『待ちきれない感』がすごい。ホットカーラーを巻いたまま交わってしまいますから。さらに、ライティングされて、ばっちりカラダが見えるのも特徴。女優にこうした演出を快諾させる蜷川実花監督は、やはり脱がせるのがうまい」
ひがしさゆみ
1986年東京都生まれ 映画ソムリエとして活躍。最新情報は「映画ソムリエ東紗友美のIt’s a Wonderful Life」にて
(週刊FLASH 2017年8月1日号)