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女たちはどう感じているのか「映画の中の濡れ場シーン」

夜バナ 投稿日:2017.08.14 20:00FLASH編集部

女たちはどう感じているのか「映画の中の濡れ場シーン」

写真:AFLO

 

 男たちがつい前のめりになってしまう映画の中の濡れ場や有名女優のヌードシーン。これらは、女性の目にはどう映っているのだろう? 映画の激しい濡れ場で、観ている女性も興奮して濡れてしまうことはあるのだろうか?

 

 今回は映画にまつわる3つの職業から3人の女性を招集。女性映画業界人の視点から、女性も濡れてしまう邦画の魅力的な濡れ場、エロ表現、女優のヌードなどに関して、たっぷりと語ってもらった。

 

「復活したロマンポルノやピンク映画を観たいという女性は多いですし、映画の濡れ場に注目する女性も以前より増えています。ただ、なかなかポルノ映画を観に行くのはハードルが高いので、濡れ場などに関しては一般映画に期待している部分も多いですね」

 

 そう語るのは映画配給会社T社で宣伝を担当するNさん(28)。映画宣伝会社に勤めるAさん(28)は、女性にとって濡れ場は、「どこまで脱いだかだけではなく、あえぎ声や摩擦音、汗、口の動きなども大切」だという。

 

 また、映画ライターのTさん(31)は「映画の濡れ場にはリアリティだけでなく、画としての完成度も大切」と主張する。

 

「それがしっかりしていればキスシーンや朝チュンだけでも女性は濡れますよ」とのこと。ちなみに「朝チュン」とはセックスシーンなどを描かずに、場面転換でいきなり朝になり、事が終わっているようなシチュエーションを指す言葉だ。

 

 これまで、仕事やプライベートで無数の映画を観てきた3人が、数ある邦画の濡れ場の中でも、「最も濡れた」 と声をそろえるのが門脇麦主演の『愛の渦』だ。乱交パーティをテーマにしたこの映画の演技で、彼女は濡れ場女優としても同性の支持を得ている。

 

「体位もいろいろあるし、脱ぎっぷりもよくて、あえぎ声も妙にリアルでした。地味な外見なのに、セックスでスイッチが入る瞬間や、入った後の乱れっぷりもすごい。たんに好奇心でその場のセックスを楽しんでいるという現代的な設定もいいですね」(Aさん)

 

「門脇麦は『二重生活』の冒頭の濡れ場でも“声と音”がとにかくエロいんです。こちらは見せないで濡れさせるセックスですね」(Nさん)

 

『花宵道中』の安達祐実の濡れ場も高評価を得ている。

 

「江戸時代の女郎の恋なので完全に遠い世界の話のはずですが、自分にあてはめて、“売られちゃうかも”とか境遇を想像するだけで、すごく興奮してしまいました」(Tさん)

 

「女性から見ても彼女の全身はかなりエロい。童顔なのに、胸も程よく大きく、きれいで形がいい。好きな人の前で別の男に失神するまで犯されるという状況にも濡れちゃいます」(Nさん)

 

 女性が濡れ場に求めるのは、生々しさだけでなく「画」だとTさんは語る。

 

「蜷川実花監督『ヘルタースケルター』『さくらん』はエロいと宣伝されていましたが生々しさはなく、完全に止まり画の写真としての魅力なんです。それでも画としての沢尻エリカや菅野美穂の美しさには、同性でも濡れるほどグッときましたよ」

 

 また、意外なことに、女性にも男性同様に「女優の体を見たい」という気持ちがあるそうだ。

 

「せっかくきれいな女優さんが脱いでいるんだから、きれいなおっぱいは期待しちゃいますね」(Tさん)

 

 おっぱいというパーツに関しても、男性に近い目線を持っている。

 

「大きな胸は女性にとっても憧れです。『ベロニカは死ぬことにした』の真木よう子の胸は凄かったです。少しイメージは違いましたが……」(Aさん)

 

「正直な話、女優さんが貧乳だったり、大きな乳輪だと、期待値が大きいぶん、がっかりすることも……」(Tさん)


 ただ、スレンダーな体が逆に魅力的な場合もあるとNさんは力説する。

 

「坂井真紀や池脇千鶴などは、胸のボリュームこそありませんが、その自然な体で愛し合っている姿に、知人のセックスを見るような感覚もあって。それが興奮してしまいました」

 

 逆に女性が濡れない濡れ場とは、どういうものなのだろうか。

 

「壇蜜の『私の奴隷になりなさい』は完全に男性目線のエロという感じで、まったく来なかったですね。シャツを着たままシャワーを浴びるシーンとか、ありえない状況は、男性は喜びそうですが、女性にはあまりにも無意味すぎて……」(Aさん)

 

「尾野真千子の『真幸くあらば』も 、あまりに幻想的に描かれすぎていて感じなかったです」(Tさん)

 

 また、脱ぎすぎるのも、女性にはピンとこないようだ。

 

「『ヴァイブレータ』の寺島しのぶの運転席セックスはよかったのですが、あまりに多くの作品で脱いでいるので、ドキドキ感がないんですよ」(Nさん)

 

 最後に今後の濡れ場が期待できる女優を聞いた。

 

「前田敦子や高畑充希は濡れ場描写としては頑張っているので、乳首までを見てみたいですね」(Aさん)

「私は清野菜名ですね。『TOKYOTRIBE』で見せてくれたヌードは本当にきれいだったので」(Tさん)

 

「清野菜名は胸の形や色もきれいですし、次回作は風俗嬢の役なので、さらなる濡れ場を期待できそうです」(Nさん)

 

 これからもさまざまな女優が銀幕の中で濡れ場を見せてくれることを、女性同様期待したい。
(週刊FLASH 2017年8月1日号)

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