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ロマンポルノ小松みどりが語る「濡れ場の正しい楽しみ方」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.21 20:00 最終更新日:2017.08.21 20:00
「私の映画デビュー作は1985年に公開されたにっかつの『小松みどりの好きぼくろ』でした」
こう話すのは、女優の小松みどり。
「メガホンを取ったのは山本晋也監督。このときは私が離婚して間もないころだったので、『歌と大人のお仕事で頑張っていこう』と決意はしていましたが、やはり不安は大きかったですね。
そんな私の不安を山本監督が優しく和らげてくれました。そのあと東映の『童貞物語』に、船の中で男子学生に『ウフフ、いいコね』と迫るマドンナ役として出演しました。
撮影に入る前、姉の五月みどりには『今度、こういった映画に出演します』と報告しました。そうしたら『やるからには、しっかりちゃんとやってね』と声をかけられた記憶があります。
現場では緊張ばかりでした。それはもう、恥ずかしかったですよ。たくさんのスタッフさんが見ているところで濡れ場を演じるんですから(苦笑)。最初のヌードは肩にかけ湯をするという入浴シーンでした。
仕事なので羞恥心とか、いやらしい気持ちみたいなものは吹っ切らなければいけなかったんでしょうけど、それがなかなかできなかったですね。
もちろん、できなかったのは私だけ。スタッフさんたちが忙しく動き回る姿をみて、『これじゃ、いけないな』って思い直しました。そんな“新人”ですから、山本監督も本格的な濡れ場は後半のほうに撮影にしてくださいましたね(笑)。
そのときの撮影地は熱海でした。中日にスタッフとみんなで熱海の飲み屋さんで飲んだ思い出があります。そこで山本監督から『これ、おいしいんだよ』ってすすめられたのがバーボンの“オールドグランダッド114”。すごく強いお酒を教えていただき、翌日は二日酔いになっちゃいました(笑)」
いい監督、共演者、スタッフに囲まれて、とても幸せな撮影体験だったと話すのだ。
こまつみどり
1949年生まれ 1967年に『ポチャポチャ小唄』で歌手デビュー。日活ロマンポルノ『小松みどりの好きぼくろ』に出演し、話題に。芸能生活50周年記念第1弾『乍の男』に続き、9月6日に第2弾『弓』がリリースされる