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倉田真由美が女性誌「with」と「MORE」のsex特集を読む
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.24 20:00 最終更新日:2017.08.24 20:00
20代OLの2大人気雑誌「with」と「MORE」7月号が相次いでsex大特集を行なっている。圧巻なのが、「with」が約300人、「MORE」が2000人もの読者アンケートを実施した点。本当にエロい女の実態を知る漫画家・倉田真由美さんに両誌を熟読してもらった。
(1)SEX好き対決
「SEXが好きな人の割合」
「with」87.9% 「MORE」61.1%
いずれのアンケートも、「好き」と答えた女性が大多数。「with」読者にいたっては、9割近くがSEX好きだ。
「想像以上に多くて、驚きです。気持ちいいセックスをしたことがないという女性は意外に多いですからね」(倉田さん・以下同)
無関心派や、「彼氏が下手すぎて苦痛」という「嫌い」派も。
(2)性欲対決
「性欲がある」人の割合
「with」92.9% 「MORE」66.2%
「with」は「そこそこある」「ふつう」などを含めた数字。「MORE」は「ある」「ない」の2択だった。
「性欲が旺盛な女性の割合は60%くらいが実態だと思います。よく性欲が高まる感覚を『女性は触覚と嗅覚、男は視覚』といいます。女性のほうが性欲に対して “重し”があるんです」
(3)経験対決
「with」9%が経験人数20人以上
「MORE」26%がナンパ・SNSでSEX
共通の質問項目がないので個別に見ていこう。
「with」の経験人数調査では、経験人数20人以上が9.2%。0人~5人の合計が59%と意外と経験が少ない!?
「MORE」は26.1%がナンパなどで知り合った男性とSEXしたことがある。多いのはやはりSNSで、そのうち47.2%を占める。
(4)好きな体位対決
「正常位」好きの割合
「with」47.6% 「MORE」37.7%
「with」は好きな体位、「MORE」はオーガズムを得やすい体位。「『好きな男性の顔を見たい』と、正常位好きは多いですよね。Sっぽい女性や、イケるポイントを自分で知っている女性は騎乗位が好きです」
ちなみに騎乗位好きは「with」が11.9%、「MORE」が9.9%。
(5)オーガズム対決
「イッたことがある」人の割合
「with」67.8% 「MORE」58.7%
両誌とも、「『これ(がオーガズム)かな?』と思う」「イッてる気がする」と自信なさげな声がちらほら。
「男性の場合、イキかたはある程度同じですけど、女性のオーガズムって千差万別。女向けの性風俗が発達しなかったのは、そこにネックがあったともいわれています」
(6)オナニー対決
「with」週に2~3回(回答者の39.7%)
「MORE」週に1~2回(回答者の34.9%)
「これって両誌とも、少ないと思います。やってる人はもっといますよ。道具を使っている女性は多くはないはずです。クリトリスオナニーが大半じゃないでしょうか」
「with」いわく、“手派”が70.4%、バイブなど道具を使うのは29.6%だ。
(7)アブノーマルプレイ対決
アナルSEXの経験者
「with」3% 「MORE」9.4%
「こればかりはわかりません(苦笑)。私のまわりでも『ゆうべ、アナルセックスでさあ』と話している友達はいませんから。ただ、いるんですね、9%も……」
複数人プレイでは、「with」9%、「MORE」5.9%と逆転。両誌の読者傾向が見えてくる。
「女性はSEXのよさを知っている人と、知らない人がくっきり分かれます。私の肌感覚では、その比率は3対7。一人の男性と長くねっちりつき合っている女性は、経験人数がやたら多い女性より『知っている率』が高いと思います。男性は、よさを知らない女性に『俺が教えてやろうか』となりますが、どうしても欲が出て、自分が気持ちよくなりたがります。女性の実態を知るため、女性誌のSEX特集は男性も読んだほうがいいでしょう」
(週刊FLASH 2017年8月8日号)