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ED防いで長生きに「SHIM」テストで勃起度チェック
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.10.07 20:00 最終更新日:2017.10.07 20:00
「射精しつづけたほうが長生きする」……そんな衝撃的なデータが明らかになった。いつまでも元気にセックスライフを送るための知恵を、専門家に伝授してもらった!
まずは、画像のテストを試してほしい。これは、ED診療ガイドラインにも載っている「SHIM(Sexual Health Inventory for Men)」という「勃起度」のテストだ。結果が22点以上なら正常だが、5~21点の人はEDの可能性が考えられる。
「2002年発表当時のデータで、日本には1130万人のED患者がいるといわれていました。それから時間が経過しており、現在はもっと多くいるとみて間違いないでしょう。
EDの原因は加齢のほか、高血圧、糖尿病、うつ症状、神経疾患など。
EDになって初めて、自分がこのような危険因子を持っていて、寿命を縮めていたということが判明するケースがあります。EDは全身病の前触れというわけです」
そう語るのは、川崎医科大学泌尿器科教授で医学博士の永井敦氏。ED治療、メンズヘルスの第一人者だ。永井博士は近著『男性機能の「真実」』(ブックマン社)の中で、男性の健康面から見たED治療の重要性と、中高年の性生活について解説している。
「EDは、心筋梗塞の前触れだという論文があります。心筋梗塞は心臓の冠動脈が詰まって起きるものですが、全身のあらゆる動脈がすべて同じ進行具合で硬化が進むとすれば、心臓の冠動脈が詰まるもっと前に、EDになってもおかしくないというわけです。
その期間は最低2年。とくに糖尿病の患者さんがEDになった場合、『このまま放置すれば、2年後に心筋梗塞で死にますよ』と言っていいくらい正確なデータが出ています」
逆に米国の論文では、週2回以上のSEXをしていた人は、1回以下の人に比べ、明らかに心血管疾患の発生が少なかった、と報告されている。EDにならなければ、心臓や血管の障害も防げるというわけだ。
「50歳を過ぎると、前立腺肥大症や前立腺ガンに罹患する確率が高くなりますが、前立腺の健康を保つことで、その危険を少なくすることができます。射精が近づくと、前立腺の動脈の流れがよくなります。
また、射精の瞬間には前立腺が収縮と弛緩を繰り返します。このことが、前立腺の健康に役立ちます。いわば、射精は前立腺の有酸素運動。たくさん射精したほうが、男性の健康によいのです」
月に21回以上射精したグループのほうが、そうではないグループより前立腺ガンになりにくかった、というハーバード大学の論文もある。
「日本人にとって、月21回というのはちょっときついかもしれませんが、週2回の射精はぜひキープするよう、強く推奨します」
気持ちのいい行為をして健康になれるのだから、今すぐ始めよう!
(週刊FLASH 2017年9月19日号)