さすがに顔は出せないけれど……ボンビー芸能人のリアルな生活は、悲しさとたくましさに溢れていた!
大手芸能事務所に所属し、ローカル局でレギュラー番組も持っていたななさん(仮名)だが、活躍とは裏腹に、事務所からもらえる固定給はわずか3万円。生活費は芸能活動の合間に稼がなければならないが、事務所からは「風俗や水商売は厳禁!」とのお達しがあった。
「事務職のバイトをしていましたが、芸能活動優先のために働ける日が限られます。稼ぎが足りないので、キャバクラのスタッフならセーフと思い、働くことにしたんです」
すると、紅一点のななさんの働きぶりを見たオーナーから、あるときグループ店の昼キャバの店長になってくれという依頼がきた。
「芸能の仕事があるときは休んでもいいという条件だったので、やってみることにしました」
待遇は時給換算で2000円。ななさんは仕事のない日に顔を出して、店を切り盛り。すると、女のコの扱いに長けていたのか、店の売り上げは倍増したという。
「でも、昼も夜も働きづめの生活が祟って、ストレスでの過食が止まらなくなってしまったんです。ファミレスで1回5000円くらい。稼いでも貯金はできず、ときには家賃の支払いができずに、親兄弟からお金を借りて凌ぐこともありました」
体形にも変化が見られて芸能活動にも支障が出てきたために、ななさんはキャバクラ店長の職を辞め、新しいバイトを探している。
【1カ月の家計簿】
●収入
所属事務所の固定給 3万円
昼キャバ店長 18万~20万円
単発の派遣 4万~5万円
●支出
家賃 10万円
光熱費 2万円
スマホ代 1万円
食費 5万円
交通費 3万円
衣装・美容代 2万5000円
交際費 5万円
●借金総額 20万円
(週刊FLASH 2017年12月5日号)