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“日本一素人の裸を撮ったカメラマン”魚返一真が語る「女性の普遍的なエロス」

夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.30 20:00 最終更新日:2024.11.30 20:00

“日本一素人の裸を撮ったカメラマン”魚返一真が語る「女性の普遍的なエロス」

「イノセントピンク」/2013・9・20/model=たま子

 

 32年間、じつに800人もの女性を路上でスカウトし、ヌードを撮り続けてきたカメラマン・魚返一真。 “普遍的なエロスとの運命の出会い” を求めて、彼は今日もカメラをぶら下げ、街から街を歩く。

 

「長く撮り続けているモデルさんは20年ぐらいです。お互いのどちらかが死ぬまで撮りたいと思っています。女性は年齢が高くなっても内に秘めた少女性は変わりません。撮る側の僕も同じで、カメラを持てばただのエロ少年です」

 

 カメラマン・魚返一真は、路上で女性を “スカウト” しヌードを撮るという活動を32年続けている。撮影した女性はじつに800人。もともとはテレビ番組『料理の鉄人』で “鉄人” たちのポートレートを撮るなど、テレビや広告の世界で活躍していた彼の転機とは。

 

 

「1991年に、若い男性向けの雑誌で、街で見かけたかわいいコに声をかけて撮るという企画がありました。その仕事は出来高制でしたが、僕が撮った女のコの大半が掲載されて、担当編集はもちろん、僕も驚きました。その後、女性を撮る仕事が劇的に増えました」

 

 被写体の女性との出会いに関して、独自の美意識を語る。

 

「そのときに同じ場所に居合わせたことが運命(エロス)だと考えています。その彼女の内面を魅力的に撮ることができれば必ずいい女になります。スカウトは “共犯者” を探す果てしない旅です。彼女たちに向き合うのにまず大切なのは、感謝の気持ちを持つこと。あとは飾らず自分らしく振る舞うことで、要求も率直に伝えるべきです。そして、すべては女性自身が決めることで、いわゆる口説く、みたいなやり方は通じません」

 

「死ぬまでエロ写真家でいることが目標です」とも語る彼の情熱は、元号が平成から令和になっても衰えない。

 

「たとえば、コロナ禍以降、人から話しかけられることが新鮮に感じるのか、皆さんよく話を聞いてくれるなど、時代ごとの潮流というのはあります。ただ、カメラの前に立ってしまえば、今も昔も女性のエロス、美しさは普遍です」

 

 彼の共犯者は、ひとり、またひとりと増え続けていく。

 

おがえりかずま
1955年生まれ 大分県出身 ミュージシャンとして活動後、カメラマンに転身。ポートレートや広告写真で活躍するかたわら、素人女性のヌードを撮り続けてきた。日本のみならずフランスやドイツでも写真集を刊行するなど、その独自の写真は海外でも高く評価される。42回めとなる個展『チェキな君が好き』を近日開催予定。写真塾開催中

 

写真・魚返一真

( 週刊FLASH 2024年12月10日号 )

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