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激辛料理は至高の前戯「グラドルのHな反応」を徹底計測

夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.07 20:00 最終更新日:2018.02.07 20:00

激辛料理は至高の前戯「グラドルのHな反応」を徹底計測

被験者A

 

「痺れますねこれ……おいしい!」

 

 山椒を効かせた麻婆豆腐を、レモンサワーで流し込む吉沢さりぃさん。その目は心なしか潤んでいて、上気した顔も色っぽい。あ、おもむろに上着を脱ぎはじめた……。

 

 2017年、日本最大級の実名グルメサービス「Retty」が男女計1257名を対象に実施したアンケートでは、じつに90%近くが「辛い料理が好き」と回答している。同社によると、「男性に比べて女性のほうが辛いもの好きで、特に年齢が若いほど、その傾向が顕著だった」という。

 

 女性が辛いものを好むのは、より “ホットで本能的な欲求” があるのではないか。元NHKアナウンサーで心療内科医の吉田たかよし氏は、激辛を好むのとSEXの快楽を求めるのは、「脳科学的には同じ構造だ」と解説する。

 

「じつは、辛さは生理学的には味覚ではありません。唐辛子のカプサイシンは痛覚を刺激するのです。それがアドレナリンの分泌を活発にし、発汗作用を引き起こします。

 

 しかし、その刺激が強いと、これを抑えようとβエンドルフィン、いわゆる脳内麻薬が出ます。それが、激辛でハイになる理由。マラソンのランナーズ・ハイや、SEXのエクスタシーも同様の仕組みです」

 

 激辛をともに楽しむのは、すなわちスポーツ同様、互いに汗をかくということなのだ。本誌では激辛好きの女子2人に実際に食してもらい、その反応を科学的に検証してみよう。

 

■激辛食後はイキやすい?

 

「性感反応と激辛の関連性ですか……。大丈夫、出ると思います。ただし、もともと辛いものが得意な人。また、いくら得意でも、限度を超えると快感は低下するでしょう」

 

 脳波測定の専門家、セルシネ・エイム研究所の和田知浩氏はこう語った。

 

 今回の被験者は、個性派グラドルとして活躍中の藍田愛さん、そして、吉沢さりぃさん。まず両者の平常時の脳波を測る。そして、密室でマスターベーションをしてもらい、その経過も脳波で確認。

 

 その後、激辛カレー(某店の「7辛」とした)を食べ、直後に同様に自慰をした脳波を取る。それぞれの波形にどんな違いが見られるかで、激辛と性反応の関連性を計測するのだ。

 

 まず藍田さんの激辛を食べる前の脳波を見てみよう。むろん緊張しているので、開始時は多少ピンクのβ波が強く出ている。だが、開始7分過ぎには一度絶頂に達した。円グラフもきれいに、絶頂後の放心を意味するθ波の紫で染められている。

 

 同様に吉沢さんの激辛前脳波をチェック。白い部分はノイズが多く、測定不能を意味する。無人の部屋とはいえ、襖1枚隔てた先にはスタッフも大勢。なかなか行為に没頭できなかったようだ。

 

 では、激辛カレーを食べた後の脳波はどうか? 計測してすぐ、2人が最初から軽い興奮状態であることが、黄色のファストα波の出方でわかる。そして、辛さの刺激が顕著に現われたのが藍田さん。ファストα波の高まりも初回より早く来ており、θ波も小刻みに出ている状態。辛さのおかげで何度もイケる状態になっていたわけだ。

 

【被験者A・藍田さんの場合】

 

 初体験は22歳と遅めでも、オナニーに目覚めたのは15歳と、妄想力は鍛えてきた藍田さん。オカズは昔つき合った彼や身近な気になる人とのラブシーン。ふだんよく食べる激辛食は、スンドゥブチゲなどの韓国家庭料理だそう。実験の感想は?

 

「激辛を食べてからのほうが、気持ちよさが続く時間が長かったです。申告する前にもイッていたんですが、言えなかったんです」

 

●結論

 

 激辛前から集中状態にあり、絶頂を示すスローα波も観測できた藍田さん。激辛後は、さらに早く没我状態に入ることができた。藍田さんにとって、激辛は官能を高める絶妙のスパイスとなったようだ。

 

激辛料理は至高の前戯「グラドルのHな反応」を徹底計測

被験者B

 

【被験者B・吉沢さんの場合】

 

 初オナニーは25歳というSEX先行派。友達同士の会話で「みんなしてるんだ」と気づき、彼氏の置き土産のバイブをこっそり試すと、初めてイケたという。

 

 好きな激辛食は自作の辛ラーメンで、一味をさらに大量に振りかける。また、レトルトの辛さ20倍カレーもよく食べるそう。今回の感想は「イクべきときにイケないAV男優の気持ちがよくわかりました……」。

 

●結論

 

「本人は『イッた』と申告してくれましたが、基本的には弱いβ波モードでした。行為中に、スマホで動画を見ると脳波を取りづらくて……」と和田氏は悔しげ。それでも反応は激辛後のほうが良好だった。

 

あいだあい(27)
1990年生まれ 愛知県出身 名古屋大学大学院修了、元名古屋大学講師。そのほか最新情報はツイッター(@ai_da_ai)にて

 

よしざわさりぃ(32)
1985年生まれ 山梨県出身 ライターとしても活躍している。そのほか最新情報はツイッター(@sally_y0720)にて

 

わだともひろ
脳波測定、解析の専門家として、NHKほかメディア出演多数。セルシネ・エイム研究所代表。著書『宣言 アファーメーション・バイブル〜言霊の生かし方〜』が公式サイト(http://www.selsyne.com)にて発売中。「さまざまな場面での内的な独り言が、あなたの人生を作っています。自身への語りかけ能力を磨いて、なりたい自分になる方法を紹介しています」

(週刊FLASH 2018年1月16・23日合併号)

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