「仕事やデートなどで『今日は決める!』というとき、闘争心に火をつけるため、赤の下着を選ぶ女性は多いんです」
下着は見えないものだからこそ着る人間の深層心理が表われるようだ。イタリアランジェリーブランドのバイヤーであり、ランジェリー専門家でもある(株)MARIEの文野淳氏は、こう分析する。
「人間の脳はおもしろいもので寒い時期に暖かい色、暑い時期に冷たい色を着たがる傾向にあります。ランジェリーでもそれは同じで、皮膚は第二の脳ともいわれ、外から見えなくても、きちんと今つけている下着を脳で感じるんです」
北海道、東北など寒い土地は暖色、九州、沖縄など暖かい土地は寒色を好むという。では下着の素材にも県民性は出るのだろうか?
「下着のなかでも “透け” は男性がもっとも好むタイプ。見えそうで見えない感じが本能を搔き立てます。夜の世界と連動していて、男女比率から男性が断トツに多い愛知で透けている下着が好まれる傾向にあります。名古屋は社長や富裕層が全国から集まる街でもあるため、愛人も多くランジェリーに気を遣う女性も多いですね」
このほか、47都道府県別の「売れる下着ランキング」を見ると、最もTバックが売れるのは福岡県と判明。これは、アニマル柄やネオンカラーなど攻めたTバックのランジェリーが好きな女性が多いかららしい。
また、レースが売れるのは東京都。これは高級なライフスタイルを好み、優雅なレースを愛用するからだそうだ。
(週刊FLASH 2017年11月7日号)