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【巨乳の日本史(4)】イエローキャブ所属のタレントが台頭
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.17 20:00 最終更新日:2018.04.23 21:32
アダルトメディア研究家・安田理央氏が執筆した書籍『巨乳の誕生』が話題を集めている。多くの日本男児が愛する巨乳は歴史のなかでどのようにして生まれ、発展を遂げていったのか。昭和における、巨乳の歴史を振り返る!
1970年代、テレビCMにも堂々と巨乳が登場。乳房を揺らして話題となったかたせ梨乃が人気を集め、日本初の巨乳アイドルと呼ばれた榊原郁恵もデビューする。河合奈保子らがこの流れに続き、純真さが売りのアイドル界でも巨乳が認知されていく。
この時期、お茶の間や映画だけでなく、AVや雑誌などあらゆるプラットホームで同時多発的にブームとなるのだった。
1980年代に入ると、堀江しのぶをはじめとするイエローキャブ所属のタレントが台頭。巨乳グラビアアイドルのブームが巻き起こる。バブル時代突入後もそれは続く。
このように、日本で初めて広く認知され市民権を得た時代が昭和だが、思わぬバッシングもあった。 アダルトメディア研究家で、『巨乳の誕生』を書いた安田理央氏が言う。
「昭和には巨乳の流行とは逆に『女性はスレンダーなほうが現代的』という風潮も広がりました。『乳房が大きい女性は知能指数が低い』という説を、日米の医師が相次いで発表したことの影響もあったと思われます」(安田氏)
1970年代後半の「デカパイ」、1980年代の「Dカップ」など、大きな乳房に対する新しい言語表現も生まれていたが「残念ながら胸の大きい女性は、一段低く見られるといった風潮が続いていた」と安田氏は分析している。
昭和後期の巨乳ブームは、こうした根拠なき俗説をもとにした男たちの勝手な幻想も含めて、巨大化していくのだった。
【1970年代】
●1971年 池玲子、『温泉みみず芸者』(東映)で映画デビュー
●フラワー・メグ、『23時ショー』(NET系)で、初めてテレビの生放送で上半身ヌードを見せる
●1972年 ロッテチューインガム「ニューボンボン」のCMでボディペインティングした小井戸エマが話題に
●ウーマン・リブの影響でノーブラが流行
●ビキニ水着がブームに
●1975年 アグネス・ラム来日。雑誌「non‐no」のモデルに選ばれデビュー。大ブームを巻き起こす
●1976年 かたせ梨乃デビュー。ラオックスのCMで巨乳を揺らして話題に。肉感的グラビアアイドルの先駆者となる
●1977年 榊原郁恵デビュー。初の巨乳アイドルと呼ばれる
●専門誌「バチェラー」創刊
●1978年 ワコールがフロントホックブラを発売
●タンクトップが流行
●1979年 宮崎美子、ミノルタのCMで大人気
●えびはら武司が『まいっちんぐマチコ先生』(学習研究社)連載開始。「ボインタッチ」など作中の行為が話題に
【1980年代】
●1981年 ブラジャーのサイズがJIS規格によって制定される
●1983年 堀江しのぶがイエローキャブの第1号アイドルとしてデビュー
●1986年 ボディコンブーム
●1988年 日清食品から「Dカップヌードル」が発売されるも、すぐに「カップヌードル ビッグ」に名称変更
●1989年「FLASH」2月17日号にて初めて松坂季実子のバストを「巨乳」と表現
(週刊FLASH 2018年3月20日号)