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【巨乳の日本史(5)】100cm超えの爆乳も登場する平成
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.18 20:00 最終更新日:2018.04.18 20:00
アダルトメディア研究家・安田理央氏が執筆した書籍『巨乳の誕生』が話題を集めている。多くの日本男児が愛する巨乳は歴史のなかでどのようにして生まれ、発展を遂げていったのか。平成から現在まで、巨乳の日本史を振り返る!
平成元年、イエローキャブ軍団の台頭により「巨乳」という言葉が完全に世間に浸透した。グラドルたちに大胆露出させ、売れると露出を抑えるというイエローキャブの手法は大当たり。巨乳アイドルたちが雑誌の巻頭を席巻し、テレビ番組にも登場するようになっていった。この時期に定義も大きく変化した。
「1980年代にはDカップでも巨乳と呼ばれていました。ですが、1990年代以降は基準がどんどん上がり、FカップやGカップも珍しくなくなったのです。100センチ超えの爆乳の持ち主も登場し、巨乳のインフレはとどまるところを知りませんでした」(安田理央氏、以下同)
かとうれいこ、小池栄子、佐藤江梨子など、Dカップ以上のタレントたちが次々にブレイク。グラビアから女優へとステップアップしていく。
【1990年代】
●1990年 細川ふみえがミスマガジングランプリを受賞し、芸能界デビュー
●安永航一郎が漫画『巨乳ハンター』連載開始
●1991年 かとうれいこがアサヒビールイメージガールに選ばれ、女優デビュー
●女子プロレスラーのレジー・ベネットが「ダダン」のCM(「ダ、ダ〜ン! ボヨヨン、ボヨヨン」)で巨乳を揺らして話題になる
●1992年 ワコールが「よせて、あげる」グッドアップブラを発売
●Tバックがブームになり、胸より尻に世間の注目が移る
●1994年 雛形あきこがフジテレビビジュアルクイーンに選ばれ、ブレイク
●アメリカで胸を大きく見せるブラジャー「ワンダーブラ」が大ヒット。15秒に1枚のスピードで売れたという
●1995年 日本初の巨乳ウェブサイト「東京トップレス」が開設
●1996年 対戦型格闘ゲーム『デッド オア アライブ』(テクモ)がリリース。女性キャラ・かすみの「乳揺れ」が話題となる
●初の巨乳フィギュアビデオ『美少女巨乳人形』(アイダス)が発売。巨乳イラストレーター・B‐88が作成したフィギュアが19体登場
●1997年 小池栄子(Fカップ)が芸能界デビュー
●1998年 佐藤江梨子(Eカップ)が芸能界デビュー
●パイレーツが「だっちゅーの」で新語・流行語大賞を受賞
●1999年 MEGUMIが芸能界デビュー
21世紀に入ると、巨乳はもう珍しいものではなくなった。
「トリンプのデータによると、2017年には、日本人女性の過半数がDカップ以上になり、Dカップはもはや巨乳ではなくなったんです」
そしてここ数年、グラビアでもブームは一段落したように見える。
「ボディはスレンダーなのに胸だけが大きいなど、エロ漫画のキャラクターのように非現実的なくびれ巨乳モデルまで登場しました。ただ、どちらかというと現在はスレンダーな女性のほうが人気が高いような印象があります」
だが、時代をも超越する巨乳の魅力を信じる男たちもいるようだ。
「巨乳は男たちを優しく包み込んで受け入れてくれる存在なのです。規制が厳しくなり、万一、AVがなくなっても、グラビアなどで男たちが巨乳を愛する文化だけは、絶対に生き残るでしょう」(AVメーカー代表・たかつきあきら氏)
巨乳は永遠のブランドなのだ。
【2000年代以降】
●2000年 日本テレビの柴田倫世アナウンサー、松坂大輔投手との熱愛が発覚(2004年結婚)。ロケット乳が話題に
●2001年 根本はるみ、芸能界デビュー。イエローキャブ初の100センチ超えタレント(103センチIカップ)に
●2003年 NHKのアナウンサー、古瀬絵理がスイカップ巨乳として話題に
●2005年 紗綾、芸能界デビュー。11歳でFカップというプロポーションが話題となる
●2010年 ワコールが「小さく見せるブラ」を発売し、大ヒット
●2014年 柳ゆり菜(Eカップ)、NHK朝ドラマ『マッサン』で半裸モデルを演じてブレイク
●2017年 トリンプの調査で、Dカップ以上の日本人女性が初めて50%を超える
●わちみなみ(Hカップ)がデビュー
(週刊FLASH 2018年3月20日号)