身長150センチ、Gカップ。某AV面接会場に、黄色いニットで自己主張の強いバストがひときわ目立つ女子大生がいた。
「2年前から紗倉まなさんに憧れていました。ネットカフェで作品を観ながらオナニーをしたこともあります」
話し始めて5分。少し緊張気味の彼女の言動から、面接官はどういう企画が向いているかなどを瞬時に考えるという。
「じつはオナニーを見られたい性癖があるんです。周りには秘密にしていたけど、いつか解放できたらいいなと思ってました」
面接中に1作めの構想が決まり、彼女はこの春デビューする。
【本誌が潜入したAVメーカーの面接の流れ】
(1)チェックシートに記入、NGチェック
初体験の年齢や経験人数、性感帯などを細かく記入。自分を知ってもらうための第一歩。
(2)身分証の提示
顔写真つきの免許証や学生証、パスポートなどで年齢確認。複数提示して厳重な身分確認をおこなう。
(3)性癖などを対話で確認
「トイレでHをしていたら知らないおじさんに見られていて興奮しました」などの実体験から作品のイメージが湧くことも。
(4)ボディチェック
スタイルを確認するため、裸になって正面、横、後ろ、胸、お尻などの写真を撮影し、資料とする。
「ときどき、AV面接なのにリクルートスーツで来るコもいて、かわいらしく感じちゃうんですよね」
そう語るのは大手AVメーカーで面接を7年担当する塩村氏。事務所に所属が決まると、最後の砦となるメーカー面接が待っている。
「顔とスタイルを第一にチェックします。ただ同じくらい重視するのが履歴書の特技の欄。企画にハマりやすい特徴があると、それだけで作品が決定することも。たとえば『お酒が強い』など。大学生だと専攻も重要です。
『中国語がペラペラ』『科学者を目指している』など、珍しいものはポイントが高いですね。最近は、変わった肩書を前面に押し出したタイトルの作品が売れる傾向にあるんです」
では、実際にメーカーの扉を叩く女子大生は何人いるのだろうか。
「昨年の例ですが、面接に来た人数は2月125人、3月150人、4月130人でした。1日で十数人の面接をすることも。150人面接して70人から80人が採用され、企画もの1本で終わるコもいれば、4〜6本の単体契約をするコもいます」
強烈な自己アピールが必要で、競争率も高い。就活以上に厳しく見極められる面接なのだ。
わかもとあん
21歳 8月23日生まれ T150・B90W62H88 千葉県出身
趣味はサバイバルゲーム
(FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号)