夜バナ
「久しぶりにオンナに戻った私」その理由は/志穂28歳
長らく男の優しさから離れていた彼女たち。でも、どうして久しぶりにオンナに戻ったのか。鈴木保奈美に似たパタンナーの志穂(28)が、「彼のLINEがかわいかったから」と話す。
「高校卒業と同時に男性との出会いがまったくなくなったんです。アパレル関係の職場で、女性が多いし、男性といえば年が10も20も離れた人しかいなくて、そういう対象には見られませんでした。
毎日家と職場の往復だったから、あっという間に28歳。周りの友人は早いうちに結婚していったけど、特に焦りはありませんでした。
でも、そんな私を見かねて、友人が男性を紹介してくれたんです。
相手は40歳の公務員でバツイチ。そういうのも全然気にしないので、会ってみるだけ会ってみたんです。気さくでいい人だったけど、ジェネレーションギャップというか、年が一回り違うと、こうも話が合わないのかと衝撃でした。
ただ、すごく優しくて気が利く人だったので、LINEだけ交換してその日は解散しました。
それからどうしようもないLINEがよく届くようになったんです。『お昼ご飯に何食べた』とか『仕事が終わってジムに行く』とか……。それが「彼氏か!」ってツッコミを入れたくなるぐらい頻繁で。
でも、LINEがまったくないと、それはそれでちょっと寂しくて(笑)。
それが1カ月くらい続いたのかな。
仕事が落ち着いて飲みたい気分だったので『飲みに行きません?』って誘ったら、一瞬で返事が来て、その日の夜に会うことになったんです。
そしたら、すごくカッコよくなっていて「何か変わった?」と聞くと、「志穂ちゃんのためにカッコよくなろうと思って、毎日頑張ったんだよ」って言われて。
そういえば、昼にローカロリーなものばかり食べていたり、やたらジムに行ったり、走ったりしてるなーって思ってたけど、どうやらダイエットをしていたようなんです。そういうところがちょっと可愛くて。
たまにドキっとするセリフも言ってくるんですよ。それに思わず心が持っていかれたというのもあったけど、その日に「よかったらお付き合いしてもらえませんか?」って言われたんです。さすがに久しぶりで急だったので、返事は保留にしました。
それで友人に相談したら、彼も友人に相談していて、私の好きなタイプとかいろいろ聞いてきたらしいんです。
私は基本的にそういうのはどうでもいいんですが、たまたま友人と見た映画に阿部寛が出ていて『阿部寛、かっこよかったね』って言ったことがあったんです。それを友人が彼に話したらしく、阿部寛に近づくためにここ1カ月頑張ったという話を聞いて、ちょっとキュンとしちゃいました。
それから2回目のデートをして、私から逆告白しました。
彼になってからも「俺は志穂ちゃんを大事にしていきたい」と言われ、一緒に寝ても何をしても手を出してこなくて。こいつゲイなのか? って思ったくらい。
実は私のことを処女だと思っていたらしいんです。そこで、私から手を出すことを決めました(笑)」