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山本晋也カントク「初の風俗体験で大失敗、女性に怒られた」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2018.10.18 20:00 最終更新日:2018.10.18 20:00
伝説のテレビ番組『トゥナイト』と続編の『トゥナイト2』は、次々に個性的なエロが生まれた1980~1990年代に絶大な人気を博していた。
2年後の東京五輪に向けて風俗産業への弾圧が囁かれるいま、現場の最前線にいたキーパーソンたちが、番組の舞台裏をくまなく語る!
――番組は、1994年4月に『トゥナイト2』にリニューアル。2代目司会者として白羽の矢が立ったのが、辣腕編集者の石川次郎氏だ。
乱一世 話を聞いても「嘘だろ。『POPEYE』の石川さんだぜ?」って信じられませんでした。
石川次郎 だけど、その前は「平凡パンチ」にいましたから(笑)。でも、初日から(せがわ)きりちゃんに「次郎さん、素股って知ってます?」って振られる洗礼を受けました(笑)。カントクは若いころに遊んだんですか?
山本晋也 大学時代は応援団だったし、遊ばなかったですねえ。最初の風俗体験は新宿にあった裸の女性をスケッチする建前の、ヌード鑑賞の店。だけど僕は真面目にスケッチしちゃって、女性に怒られた(笑)。
石川 カントクは夜遊びのベテランだと思っていました。それが番組内の新鮮な驚きになってよかったんでしょうね。
乱 スタッフが若いヤツらばかりで、飲みすぎて2時間遅刻とかもあった。でも、「こうすればもっとおもしろくなる」という知恵はベテランも若手もいつも出し合っていました。
石川 それはすごく感じました。取材能力の高さと徹底した現場主義。『トゥナイト2』が終わるとき、後番組がバラエティと聞いて、「それをやるためにこんなおもしろい番組がなくなるのか」と残念でした。
山本 最後はいろいろあったよねえ。僕は司会の利根川裕さんに批判されたし、共演者にもいろいろ言ってたみたい。それで僕と乱くんの “犬猿の仲” 説が出て周囲も信じてたんだって?
乱 本番中、出演者同士が罵倒し合ったこともありましたし、いろいろありましたね。でも、 “犬猿の仲” はデマ。フェイクニュースです(笑)。
石川 今でもOB、OGたちが同窓会をやるほどですからね。
――デマを払拭しての歴史的和解(!?)で座談会もめでたくお開き。
やまもとしんや
1939年生まれ 東京都出身 岩波映画製作所を経て、成人映画を中心に約250本の作品を監督。コメンテーターとしても数多くの番組に出演
らんいっせい
1950年生まれ 東京都出身 1976年、『ザ・パンチ・パンチ・パンチ』(ニッポン放送)のパーソナリティとしてデビュー。現在もリポーターやナレーターとして活躍中
いしかわじろう
1941年生まれ 東京都出身 平凡出版(現マガジンハウス)で『平凡パンチ』『POPEYE』『BRUTUS』などを編集。現在は株式会社ジェイ・アイ代表取締役
(週刊FLASH 2018年9月18日号)