夜バナ
ギャラはMAX5万円…遅咲きデビュー3人衆が「AV男優は夢がある!」
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.24 20:00 最終更新日:2018.12.24 20:00
現役AV女優約1万人に対し、プロのAV男優はわずか70人。なかでももっとも多忙なのが、この3人だ。その中心・サダマツがインタビューを受けるのは異例のこと。ギャラから3P秘話まで、徹底討論130分!
――午後9時。本誌編集部に1台の高級車が乗りつけた。降り立ったのは、AV男優界の頂点に君臨するサダマツ。あとに続くのが、彼を慕う男優の鮫島とジャンボ廣田だ。男優界の速球派と技巧派、それぞれの分野で次世代を担う逸材である。
■始まりは汁男優
サダマツ(以下、サ) 撮影が長くなり、遅くなってしまい、申し訳ありません。でも、ふだんは午前1時を過ぎることもあるんですよ。
ジャンボ廣田(以下、廣) 俺は、今日の撮影がバラシになっちゃいまして、2人を待っていました(笑)。女優さんのNGが出ちゃって。
鮫島(以下、鮫)ちんちんがデカいから?
廣 たぶんね。あるんですよ、女のコが撮影予定表を見て、替えてほしいって……(寂しげな目)。
――トップAV男優ともなれば、「性のご意見番」としてメディアに引っ張りだこの昨今。そんななか、頑なに露出を拒んできたのがサダマツだ。AV男優の出演作をまとめたサイトでは、サダマツの出演数は断トツの1位。鮫島、ジャンボ廣田も上位にランクインしている人気男優だ。
サ 男優になったきっかけは、いわゆる汁男優に応募したことです。30歳という区切りで何かやってみようと。もともとヤリチンで、風俗もダブルとかしてましたから。
廣 俺も汁男優からです。鮫島とは、デビュー現場も一緒なんですよ。
鮫 恵比寿かどこかのスタジオで、ぶっかけだったよね。
廣 汁男優が50人ぐらいいて、これじゃ埋もれちゃうなと、ビビりましたね。
鮫 そのとき、スタッフが「フェラチオされたい人〜?」って聞いてきて、「はいはいはい!」と手を挙げたのが、僕と廣田(笑)。
■ローションは2秒でよこせ
サ 俺は、最初は汁男しながらADもしていました。撮影が終わっても最後まで現場にいて、撤収とか積み込みとか。その影響か、今でもADの動きが気になりますね。
廣 ローション出しとか?
サ そう、カメラに映らないように男優にローションを渡すのもADの大事な仕事なんですよ。俺が撮影中に氷室京介みたいなポーズをしたら、「ローションよこせ」のサイン。2秒以内に来ないとイライラしますね(笑)。
鮫 よくよく考えると、みんな30歳くらいで男優デビューしてるんですよね。でも、この業界に入るのが遅くてよかったなって思いません?
サ そうだね。いろんな世界を見てから入るのと、セックスしか知らないっていうのはぜんぜん違うんですよ。鮫島の前職は、飲食関係だっけ?
鮫 20代前半は、居酒屋で焼き鳥を焼いてました。後半は営業マンでした。広告とか証券とか。
サ 俺はモノづくりの仕事を。大工でした。棟梁もしたなあ。
廣 自分は自動車企業のエンジニアでした。会社にバレて、上司に「これお前だろう」って詰め寄られましたけど、ごまかし通して、すぐ辞めました。
鮫 前の職業って、けっこうセックスに出ますよね。
サ たしかに。俺はよく監督からお前の絡みは3Dだって言われます。AVって平面な画が多いけど、角度によって見え方ってぜんぜん違ってくるし、常に立体を意識してる。
廣 棟梁だけに(笑)。
サ あとは、スピリチュアルなものに関心があることかな。ほら、地鎮祭とかあったし(笑)。撮影本番に入るときの切り替えのルーティンは、この5年間欠かしていません。
廣 「サダマツマジック」ですね。俺も真似してますよ。
■指の抵抗はミクロで減らす
サ 廣田は、手マンとおっぱいの愛撫は突出してうまいよね。潮吹きで、わざとカメラにかけるじゃん。あれ、技術者のこだわりを感じる(笑)。
廣 潮がかかると、レンズを拭かないといけないじゃないですか。その時間で休憩するんですよ。
鮫 廣田は、ちんこ出さないで、手マンだけで呼ばれることもあるよね。それで同じギャラをもらって帰る。こっちはめちゃくちゃ汗かいてるのに、涼しい顔して。たしか手に保険かけてるんだよね。
廣 かけてないよ(笑)。でも、磨いてるんですよ、ちゃんと。
サ むっちゃ光ってるね(笑)。
廣 ミクロの単位で抵抗をなくしてるんですよ。スケートと一緒で。おっぱいは形や大きさによって、揉み方を変えています。弧を描くようにゆっくりと、よりきれいに、大きく見えるように。
■高熱なのに6P
サ 鮫島は持久力がすごいよね。もう激ピストンで、これでもかってぐらい突き込む。普通、息が上がるところを「うあうあうあああっっ!」て。
鮫 仕事というより、サーフィンのおかげですかね。こないだも、波乗りして、そのまま現場に行ったんですよ。
サ 朝サーフィンって、キムタクかよ(笑)。
鮫 でも、現場に着いた時点で、熱中症で体温が38度5分ぐらいあって、その状態で6P。相手は大柄な女性で……。
廣 夏場だと、音が邪魔だからエアコンを止めて窓を閉めて撮影することがあるからね。生きててよかった(笑)。
鮫 あとは、無理な体勢からでも発射できるようになりましたね。前に痴漢もののVR撮影をしたときは、視聴者の視点なので、カメラに映っちゃいけないんです。だから不自然なほど反り返って、なんにも見えない状態で腰を振り続けるという……。
サ スタッフのおじさんを見ながら射精したり(笑)。
廣 俺、体でかいから、絶対こない仕事だよ。
サ そんなキツいこともあるけど、最初は、ギャラなんて何千円とか。今なんてもっと大変だよね。
鮫 大人数の現場がなくなりつつありますからね。
■過去最高で月65現場
――ぶっちゃけ、現在のギャラはどれくらいなのか。
サ 俺はMAXですね。
鮫 この業界、MAXは1現場5万円です。僕と廣田は、その「ちょい下」ぐらい。
廣 そう。社会人時代の3倍くらいはもらってますよ。
サ 1日3現場、過去最高では月で65現場とかのときもあったからね。でも、ギャラが上がると仕事は減るんですよ。やっかみもあるし……。監督によって常連の男優がいるものだけど、俺が行くことで呼ばれなくなったとか。
鮫 でも、男優なんて、仕事の奪い合いですからね。
サ だから、昔はよく喧嘩みたいな3Pしていましたよ。ベテラン男優と組んだとき、女優に潮を吹かせまくって、カラカラになった状態で、あえて攻めるのを譲ったり。女のコにはほんと失礼なんですけどね(笑)。
廣 3Pは男優同士のあうんの呼吸です。サダマツさんの3Pはすごいですよ。すべての動きに対応できるんです。
サ ほかの男優は、自分の型を持っているから。しみちゃん(しみけん)とか、黒田(悠斗)とか、みんな自分のスタイルで攻めていくけど、僕は相方に「行きなさい、こぼれたら俺が拾うから」って。
鮫 サダマツさんはひとつとして同じ展開がない。
サ 3Pって、展開だったり動き方だったり、自分の手数をいちばん盗まれるんです。だから俺、仲いい奴としか3Pしないようにしていて。男優って、みんな個人事業主の1匹狼。だから、俺が群れるのは、「こいつには技術を教えたい」っていう奴とだけなんですよ。
■焼き肉に行くとその人のセックスがわかる
――SNSもしない3人だが、男優仲間のツイッターなどには、時々登場する。撮影後の打ち上げなのか、高級焼き肉や鰻……いつも、いいものを食べていますね?
鮫 あれ、撮りに行ってるだけで、食べてないんですよ(笑)。
サ 男優は夢があるよって見せたいんですよ。辛いことばかりだと、誰もやりたがらないじゃないですか。あとは意見交換。週に4回くらいは、肉食いながら近況報告しています。
廣 最近、◯◯の制作現場は忙しいとか、あの女優に会った? とか。
鮫 誰がかわいかった、とかよりも、きつかった女優さんの話が多いですね。
サ 痛がってたみたいだったよ、とか。ほかの男優たちと決定的に違うのは、このネットワークがあることですね。
――まさに「サダマツ会」というべき1大派閥だ。入会希望の若手男優も多い。
サ 「サダマツ会」なんてないですよ(笑)。でも、若手から「ご飯連れていってください」とかはありますね。
廣 焼き肉に行くと、その人のことがわかるんですよ。
サ 初対面の若い男優のコが、ちゃんと目を見て話すか。背筋は伸びているか。
鮫 肉をいきなりぜんぶ網に投入しないか。
サ そうしたら、どんなセックスするかわかっちゃう(笑)。サダマツの近くにいるからあいつはダメなんだって言わせないようにはしていますね。
■森林原人は万能型
――ほかのトップ男優たちのことを、サダマツはどう思っているのか。
サ しみちゃんとか、森林(原人)くんのことですよね? 彼らは、俺をかなり意識していると思いますよ。
廣 しみけんさんとは、正直やりにくいですね。だって、3Pのときとか、女のコがそっちばっかりいっちゃうから。
鮫 僕もいるよって(笑)。
サ しみちゃんは、自分の世界を確立していて、もう「しみけん」というエロのカテゴリーがある。あそこまで突出しちゃうといいですよね。相手の女優さんもテンション上がるだろうし。
鮫 僕は、しみけんさんにアナルを舐められて、困惑してる女優さんにキスするのが好きですね(笑)。森林さんは、僕の師匠のような存在です。
サ おい!(笑)。でも、森林くんはたしかにすごい。高学歴(筑波大学附属駒場高校卒業) が嫌味にならないし、老若男女相手にできる、万能な男優です。俺も以前はニューハーフ作品に出演していたけど、どうしても彼女たちにフェラチオしてあげることができなかった(笑)。森林くんは、抵抗なくしゃぶるから。
鮫 僕は女優さんが50歳を超えると少し調子が悪くなるんですが、森林さんは変わらないですからね。あ、僕ももちろん射精しますが。
廣 発射だけならなんとかなるよね。
鮫 サーフィンは、同じ波ってひとつとして来ない。それは現場も同じなんだなと、最近つくづく思います。
廣 え、同じ女優さん何度も来るでしょう(笑)。
鮫 でも、サダマツさんは同じセックスをしないですから。
サ 何人とやったかなんて、もうわからない。すべて現場でのこと。それを、2人や若い人たちに伝えていきたいですね。
男優界の最大派閥は太く屹立し、萎えることはなさそうだ。
サダマツ
男優歴13年めの40代。丁寧な愛撫と貪るようなキスは女優の人気が高く、デビュー作に起用されることも多い
ジャンボ廣田
ムーディーズ「男優友の会」に応募し、2010年にデビュー(妃悠愛のぶっかけ作品)。体格を生かした体位にも注目
鮫島
廣田と同じ現場で2010年デビュー。趣味はサーフィンで、最近ではスリランカを訪問。15カ国以上を巡った。
(週刊FLASH DIAMOND 2018年11月10月増刊号)