中年男性を悩ます、体の衰え。そしてそれは、セックスにも「中折れ」という形で、容赦なく襲ってくる。「勃ちが悪くなった」「腰が振れない」など、実感している方も少なくないだろう。
そこで、多くのプロアスリートの体づくりを支えてきた山口典孝氏監修のもと、ボディビルダー・豊島悟氏に精力がアップする正しい「筋肉体操」を伝授してもらう。
●シットアップ/(目安)10~15回×3セット
1/足を肩幅に開き、仰向けになって膝を曲げ、足の裏を床につける。
2/両腕は頭の横に軽く添えるか、胸の前でクロスさせ、息を吐きながらゆっくりと上半身を起こしていく。足は床から浮かせないように注意する。
3/息を吸いながら、ゆっくりと元の位置に戻していく。
NG/背中を丸めると、頸椎を痛めてしまう!
「いつでもどこでも簡単にできる。便利な運動だが、正しいフォームでおこなわなければ、十分な効果を得られない。正しくおこなえば、腹直筋が鍛えられ、腰を振る『ピストン力』が増強される」(山口氏、以下同)
●レッグレイズ/(目安)15回×3セット
1/じゅうたん、畳などの床に仰向けで寝転がり、両腕は自然に広げて体を安定させる。
2/そこから膝を少しだけ曲げて、息を吐きながら下半身を上に上げていき、垂直になるまで上げたら、そこで2秒間静止する。
3/そして、息を吸いながらゆっくりと元に戻していく。
NG/脚がばらつかないように注意
「腹筋だけでなく、腸腰筋も鍛えられる精力アップメニュー。腸腰筋は、上半身と下半身の体幹を結びつけ、体幹を安定させる役割を果たしており、腰を前後に振るときにとても重要である」
監修&トレーニング解説文・山口典孝、実演・アキラ100%、しみけん、豊島悟
やまぐちのりたか
体の機能を研究する専門家として、多くの教育・スポーツ現場で活躍。中部学院大学、四条畷看護専門学校などで教鞭をとるかたわら、FC大阪スポーツクラブの会長付理事も務める。最新刊『筋力トレーニング解剖学』
あきらひゃくぱーせんと
44歳 2017年に「R-1ぐらんぷり」優勝する前日まで、スポーツジムで15年間アルバイトをしていたというピン芸人。現在のトレーニングは週2回。公式Twitter(@akira100p)
しみけん
39歳 男優歴21年。AV出演作は9300本以上。ウエイトトレーニングは週4回。1月、シーランド公国の男爵位を取得し、日本初の「AV男爵」に。公式Twitter(@avshimiken)
とよしまさとる
45歳 20歳でボディビルを始め、現在も第一線で活躍する。2015年東京ボディビル選手権優勝。2017年日本クラス別ボティビル選手権大会65キロ級準優勝、2018年同クラス3位
(週刊FLASH 2019年2月26日号)