最新号紹介

毎週火曜日発売

通巻1729号
4月30日号
4月16日発売

詳細・購入

FLASHデジタル写真集

FLASHデジタル写真集

4月16日より好評発売中!

詳細・購入

夜バナ夜バナ

女医が教える「医学書エロスの世界」クラミジアは口淫から感染

夜バナ 投稿日:2019.03.12 20:00FLASH編集部

女医が教える「医学書エロスの世界」クラミジアは口淫から感染

 

 医療関係者だけが読んでいる高額な医学専門書には、脚色のない真実の「性知識」があった。専門用語から香り立つ「性の奥深さ」を、東京都内の大学病院婦人科に勤務する、高橋怜奈医師の解説を交え、紹介する。

 

●専門書:
『性感染症 STD 改訂2版』(南山堂)
田中正利(福岡大学教授)編
定価4900円(税別)

 

《性感染症(STD)はヒトの歴史と共に始まり、今日まで絶える事なく続いている》と前書きにあるように、性感染症の現状と診断法を網羅した1冊だ。

 

「性感染症を診る機会のある医療者は必読です」と、高橋医師も推薦するこの書の注目すべきところは、性風俗に従事する女性のSTDを、細かく解説している章である。性風俗店を利用する男性も熟読したいところ。

 

「業態別の説明が、非常に詳しい。業態を知らないと、どのような検査をするべきかがわかりません。画期的です」(高橋医師)

 

 その章には、「ソープランド」「エスコートクラブ」「チョンの間」「立ちんぼ」「援助交際」「おさわりパブ」など、13業種が列挙されていて、編者の田中氏は《これほど性産業が盛況な国は、世界に類を見ない》と驚いた様子で記している。

 

 そして田中氏が着目するのが、口によるサービスをおこなう風俗従事者の存在だ。《このオーラルサービスこそが性感染症のなかで症例数の最も多いクラミジア・淋菌感染症の最大感染要因》と断言。

 

 うがい薬などの口腔用ケア商品は、《細菌量の減少には効果があると考えられるがSTDの予防効果があるかどうかは定かではない》と指摘。

 

 その結果、《ヘルス従事者のほうがソープランド従事者に比べ咽頭クラミジアと淋菌の陽性率が、明らかに高かった》という。

 

 東京上野クリニック・上野本院の吉江秀和院長は、「オーラルセックス時にもコンドームを使用することが理想的ですが、現実的には難しい」と語る。

 

 感染拡大の対策は、もちろん男女ともに治療することである。本書には、《連絡可能な客には感染を知らせるように指導すべき》とある。現実的には、なかなか難しそうだが……。

 

一般向け役立ち度★★★★☆


(週刊FLASH 2019年3月5日号)

続きを見る

夜バナ一覧をもっと見る

夜バナ 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事

最新号紹介

グラビアBEST

2024年春号
3月28日発売

詳細・購入

最新号紹介

PlatinumFLASH

2月28日発売
表紙:守屋麗奈(櫻坂46)

詳細・購入